通学区について

隣接の県立プール

 昨晩は栖吉小学校の後援会の委員会が開催されました。少子化の影響で栖吉小学校の児童数も年々減少の一途を辿り、来年3月の卒業生数は63人、来年度の新1年生の予定数は59名となるとの報告があり、2年生がこれまで3クラスだったのが人数の関係で2クラスに減少し、全体として1クラス減少、それに伴い先生の数も減少する可能性があることが報告されました。
 今小学校から4〜500m離れた長倉地区では長倉農住土地区画整理事業が進められており、「あおしの里」という団地が形成が行われています。『濃と住の調和した街づくり』素晴らしい理念を掲げ、素晴らしい街づくり進められており、早く全体が完成する事を期待している1人です。

 さて、その『あおしの里』の長倉地籍となる一部の地域で四郎丸小学校区、栖吉小学校区選択が可能となる地区指定がされているところがあります。そこには約40戸の一戸建てが建設される予定になっていますので『是非、それらの世帯の児童生徒を栖吉小学校、中学校へ勧誘できないものか?』と提案させてもらいました。
 クラス編成や先生の数は児童生徒数で決まるわけですので、例えば新入生の数が65名になれば、3クラスつまり1クラス22名のクラスになり、当然先生も1人以上は増員される訳ですので、勧誘しない手はないように思われますが?
 しかし、「あおしの里」としてどのような町内会:自治組織を形成するか決まっていない中、栖吉小学校と四郎丸小学校との間で子ども達の取り合いをするのもこれから先大きな問題が生じかねません。
 特にこれまで10年間地区の育成会の仕事に携わり感じることは、子どもが地区の学校に通学しなければ、そこの子ども会には参加しない。勢い、町内会の行事なども参加しない状況が顕著に現れております。
 『子どもは地域で育てる!』という掛け声は立派ですが、地域の子どもが通常その地域の子どもが通うのと別の学校に通うということになると、今の子ども会・育成会の態勢では、学校と地域の連携は事実上不可能です。
 今回の実例のように、そこに住む親の意向を大切にし、学区の選択区を作るのは分からない訳ではありませんが、このような学区の選択区を形成することで、最終的に子ども会、育成会、町内会の運営、ひいては、地域形成に大きな影響を及ぼすということを良く理解した上でこのような措置がなされたのか?大きな疑問を感じています。