特別弔慰金?知っていますか?

弔慰金を受取る遺族

 昨日、80歳になる父の代理で市役所に『特別弔慰金』の国庫債権の受け取りに行ってきました。
 今回の長岡市の受給者数右派1072人とかで、殆どが70以上の高齢者の方々で、受付業務も大変そうでしたし、降雪の中皆さん難儀をされて来庁されたようでした。
特別弔慰金は、先の太平洋戦争、大東亜戦争戦没者(昭和6年9月18日以後の公務又は勤務関連傷病により死亡した軍人、軍属、準軍属)にかかる公務扶助料、遺族年金などの年金を受けるご遺族がいない場合に、戦没者の死亡当時のご遺族でで戦死された方々の遺族の方々を対象に支給されるものです。なお、受給者は1. 戦没者の子 2. 戦没者と生計関係を有していた①父母 ②孫 ③祖父母 ④兄弟姉妹などとなっており、既に受給者は小生の父のように高齢者ばかりとなっています。
 金額は年額4万円、今回10年分の40万円分の国債を受領してきました。
 年間4万円ですと終戦記念日(8月15日)と秋の2回実施される慰霊祭の御霊前と花代、遺族会の会費そして墓守や慰霊碑の維持管理代でなくなる計算になります。
 私達の地区にも日清戦争以来戦没された方々の霊を奉る大きな忠魂碑がありましたが、2年半前の中越地震で倒れてしまいました。余りにもの大きな被害に遺族会では手をつけることも出来ませんでしたが、『中越地震復興基金』のお陰で改修費を相当額出していただける事になり、どうにか復旧できそうです。
 本当の遺族が亡くなってしまったら、それらの御霊は誰が守るのか?これからが問題です。