小学校の卒業式

hiroshikaro2007-03-23

 6年生の長男の卒業式が10時から行われました。今回は初の卒業生と在校生との対座形式の式となりました。保護者も卒業生の近くに座れ写真やビデオ撮影もステージ形式に比べ容易となり好評であったように思えますが、挨拶をする者としては、いささか格好悪く、特にPTA会長として祝辞を述べる私にとっては、卒業生:正面、保護者:左右両横、先生:左側斜め、来賓:右斜めと方向展開しながらの挨拶でした。
 しかし、卒業式の主人公は児童ですので、出て行く児童と見送る児童、対面式は理に合っているように思いますが---
 参考までに本日の祝辞を掲載しました。

卒業おめでとうございます。
 皆さん目をつぶって6年前の入学に頃を思い出してください。ピカピカのランドセルを背負って、兄さんやお姉さんに連れられ大きな学校に来て驚いたこと。
 越後丘陵公園への遠足や運動、マラソン大会、そして中越地震で怖い思いをした4年生。妙高佐渡への研修旅行、最高学年として児童会や部活などで活躍した6年生。あっという間の6年間でしたね。
卒業の今日、小学校での6年間の思い出をしっかり心と頭に刻んでください。そして毎朝見ている栖吉の風景も頭に焼き付けておいてください。私の風景は、中沢に住んでいましたので東山:八方台と鋸山でしたが、きっと栖吉や成願寺の人たちにとっては、弥彦山や、眼下に広がる越後平野が朝の風景だと思います。
 この風景は、大人になっても何処へ行っても忘れないもの、そしてまた栖吉に戻りその風景を見ると子どもの頃のことが蘇ります。
PTA便りに書かれた『未来に向かって、かがやけスマイル』を、皆さんの微笑んでいる顔写真を見ながら読ませてもらいました
サッカー選手になりたい、水泳、野球、陸上、剣道、柔道の選手、レーサー、大工さん、建築家、漫画家、先生、保育士、スチュワーデス、タクシー運転手、郵便局員など、皆それぞれ将来、何になりたいという具体的な夢を持ち、それに向かって頑張る事が大切です。是非その夢を果たし、魚の鮭や鮎のように、また栖吉に戻って来てください。きっとその時栖吉の風景は皆さんを温かく迎えてくれると思います。
 スマイル学年といわれた皆さん、是非笑顔を忘れず頑張ってください。

保護者の皆さん、本当におめでとうございます。
 小さい頃病弱だった長男が、小学校へ入学してからは1回も入院せず、そして丈夫になり、今日晴れて卒業できること本当に嬉しく思うとともに、周囲で温かく見守っていただいた方々に感謝申し上げます。
体と心が第一、『健全な肉体に健全な精神が宿る』といわれますが、昨今子どもを取り巻く環境は目まぐるしく変化し、私達親も右往左往する事ばかりですが、親の第一の務めは、子どもの健康を守り健やかに逞しく育てることだと思います。毎日子どもにきちんとした食事させ、そして出来るだけ一緒に食事をし、話をすることではないかと思いますので、今後共よろしくお願い致します。

 先生、職員そして給食調理員の皆さん、子どもたちをこれまで育てていただきましたこと保護者を代表して感謝申し上げます。
特に今回卒業していくこどもたちが在籍した6年間は、学校5日制の導入、給食民営化への移行、中越地震、そして本年度ら始まった学校2学期制の移行など、目まぐるしく変化や自然災害などの対応で難儀をされた6年間であったと思いますが、校長先生を先頭に一丸となって、子どもたちのためにがんばっていただきましたこと重ねて感謝申し上げます。

来賓の皆様、本日はお忙しいところご臨席いただきありがとうございます。
 後援会長さん振興会長さんをはじめとする学校関係者の方々、学校教育の振興に大変ご尽力いただいておりますこと感謝申し上げます。
また、今後小中学校の連携をより一層強化し、立派な栖吉人の育成のため更にご尽力いただきたくお願い申し上げます。

またコミュニティセンター長さん、青少年育成会長さんをはじめ町内会長の皆さん、子供会の活動支援をいただいておりますこと感謝申し上げます。
民生委員、児童委員の方々には、日頃より子供たちの健全育成を見守っていただいておりますこと感謝申し上げます。
そして毎日子どもたちの見守り、交通指導をお願いしております防犯協会、セーフティートロールの方々本当にありがとうございます。

 今後も子どもたちが、栖吉の地で学び、健全に育っていくために温かく見守っていただくと同時に、安全安心して学び、遊べる栖吉の環境づくりに、ご尽力いただきますことを重ねてお願い申し上げます。 

本日は本当におめでとうございます。

平成十九年三月二三日    PTA会長 家老 洋