選挙のお金の話 Ⅰ 

 今日選管に『公費負担』の申請資料の事前審査に行って来ました。
 選挙運動費用の一部を公費(税金)が賄ってくれていることご存知でしたか? 
 まず、市議会議員に立候補するためには選挙供託が必要で30万円の供託金の納入が必要になります。因みにこれが国会議員になると300万円となります。供託金は、規定された得票数《有効投票数÷定数÷10》に満たない場合は没収されます。今回の長岡市議会議員選において投票率《有効投票数》を60%と仮定した場合、概ねこの得票数は360票位になるのではと推測されます。また、この得票数を上回らなければ公費負担の対象外となり、選挙後の公費負担は請求できなくなります。
 公費負担の主なものは、①選挙運動用自動車《通称街宣車》の使用に関する経費:最高で451,500円《ハイヤーを7日間借りた場合) ②ポスター作成費:最高で500,951円(1200枚印刷した場合)となり計952,451円となります。
 また、選挙運動用通常葉書は市議会議員選では2,000枚まで無償で差し出すことが可能ですので、金額にすると100,000円となります。
 よって、公の経費で賄われる額は、1人当たり全部で105万円程になります。よって、今回の長岡市議会議員選で46〜48名の立候補となった場合は、総額で5千万円ほどの公費支出となります。当然、自前の車を使ったり、ポスターの枚数が少なかったりすればこの額は少なくなります。
 いずれにしても選挙の際には、立候補者に対してこれだけの公費が支払われる事を皆さん良く認識してください。