平和を有難いと思うこの頃

 今日はこどもの日、朝のニュースでは帰省ラッシュの混雑状況がトップニュース、その次に大リーガー松坂対イチローそして横山ノックの死去と平和そのもののニュースばかり、どこのチャンネルを回しても「異口同音」、そして新聞の読み上げに徹している朝のニュース、特に時間を割くのはスポーツ紙の三面記事ばかり、テレビの神髄である映像もなくスポーツ新聞の1面を写すのみであり、正に呆れかえるばかりである。
 「テレビ局は高給だとの批判もある」とのことで、菅総務大臣はドイツのウ"イースバーデンで「電波利用料」の値上げを検討との談話を発表した。何故ドイツ等でそのような談話を発表するのか?きちんと日本で議論するよう東京で発表すべきかと思うが?
 電波利用料の値上げも必要かとも思うが、まずは放送の内容、姿勢について十分検討するよう主管省庁として放送業界に促すべきか?と思うが、そういうことを言うと政治の言論介入はまかりならん!との総反発が起こり、政治家叩きが始まり、ひいては夏の参議院議員選挙に影響する。怖くてマスコミ批判が出来ないのが今の政治家の現状ではないかと思う。
 日本国憲法で3権分立が謳われてているが、現在、司法、立法、行政の3権よりも大きな力を持っていると思われる「マスコミ」について、その内容、姿勢についてそろそろ国民の間で十分議論しなければならない時期ではないかと思うが。
 平和は大切ですばらしきことであるが、平和ぼけしてしまい大切なことを忘れてしまっている日本、そのように誘導されているのではないかと懸念を抱くようなマスコミのあり方、どうにかしなくてはと思う今日この頃です。