消防の水源確保

 地元町内会から「町内で火災が起きた際、消防車の水源はどのようになっているのか?」について質問されたので消防署を訪問しました。
 消防車の水源は通常消火栓及び防火水槽であります。長岡市内には消火栓が5,760カ所、防火水槽が1,292カ所設置されているとのこと。
 消火栓は口径75mm以上の水道管より取水しなければ水量の確保が出来ないため、口径が50mmの末端送水管からは取水が出来ないとのこと。そのような場合は防火水槽で対応するとのことです。
 しかし、防火水槽は広い用地と建設コストの確保が必要で、また地下埋設でない溜池方式の水槽は、子どもの落下等の危険性もあるのでフェンスの設置も必要になり管理が大変であるとのことでした。
 いずれにしましても水源である消火栓や防火水槽を中心に、半径120mの半円を描いた中に家屋、建物が入るよう水源を確保すべく設置を進めているとのことでした。
 田舎へ行けばひとつの屋敷も広く、隣との距離もあり、なかなか120mの基準を満たせない所もあるとのことでした。
 近年は119番通報があるとそれぞれ場所にもよりますが、ポンプ車はじめ救助工作車、救急車など7台〜10台態勢で現場に急行するとのことでした。
 幸いかな、最近長岡では大火もなく安心して暮らせるのも、消防署はじめ地元消防団のお陰と実感した今回の訪問となりました。