稲葉川放水路建設説明会

全体計画

 昨晩、中沢公民館に関係者30数名そして県、市からそれぞれ担当者6名が参加し地元説明会が開催されました。

 本事業は平成16年7.13水害の災害復旧事業として実施されているもので、既に川崎から下流部分は工事着手されていますが、『放水路』については、新規の事業であると同時に川東中央地区ほ場整備事業に併せて実施するため様々な問題もあり、その調整に難渋しています。
 これまで2年に1回の確率で川崎から下流地区である堀金、豊、永田、美園などの住宅密集地の住宅は浸水被害を受けていましたが、この事業が完了すると10年に1度の大雨に対応出来る治水計画となっています。
 上記の住宅密集地での河川断面の拡張は、住宅移転や用地買収の問題から短期間での実施は困難であり、また経費的にも多額の予算が必要であるため稲葉川上流部分の西片貝、中沢、悠久町、長倉、美沢などから流れてくる水を市街地(川崎以北)に入れずに途中『放水路』に抜き、稲葉川の本川である猿橋川に流入させようという大事業です。
 事業概要は、総工費15億円、最大流量30㌧、河川幅19m、総延長900mの新しい河川(通常は空堀)を建設する計画です。
 建設予定地は、既に計画されております県営川東中央地区ほ場整備事業の区域内で用地は個人買収ではなくほ場整備による創設換地により生み出すことになっています。

 放水路の左岸側(西側)には幅員11.5mの幹線市道の計画もあり、北から延びて来ており現在国道351号線の長岡商業高校前で止まっている農免道路に接続する計画になっています。
 多くの用地関係者がおられますが、十分な説明をすることで、皆さんから納得してもらい事業を進めていかなければならないと思っています。