日本園芸福祉普及協会 シンポジウム
昨日は私が理事をしているNPO法人日本園芸福祉普及協会のシンポジウムが東京世田谷の東京農大で開催されました。
私たちの仲間で現在新潟市で活躍し「園芸福祉にいがた」の事務局を務めてくれている加藤隆行さんが「初級園芸福祉士養成講座」の新潟での開催に対し、多大なる功績が認められ個人として最初に表彰されました。この3年間で200人近くの受講者を集めたことは、全国的にも珍しく新潟県の誇りでもあります。加藤さん本当におめでとうございました。
表彰の後は、基調講演、パネルディスカッションが行われ、園芸福祉とコミュニティビジネスをテーマに発表、話し合が行われました。
- サッカーの指導者が自ら使うグランドの芝の管理のビジネスに参入し成功をおさめた話
- 加藤隆行さんの農業への新規参入しこれまでの活動状況
- 大阪の清掃請負会社が障害者やホームレスを雇用し公園管理に参入し成功した話
- 広島の呉の授産施設がポット花の栽培から発展し隣接する農業公園の指定管理者となった話
どれもたいへん興味ある話でしたが、共通して言えることは、
- 新しいビジネス、創始者はそれぞれ試行錯誤しながら個性を持って頑張ったこと。
- 事業を断片的に見て損得を考えることではなく、初めと終わり、一貫性をもった事業のとらえ方をしたこと。
- ずぶの素人であるが、その素人の見方、考え方がそれまでの枠を超えて新しいビジネスとなったこと。
シンポジウム終了後は意見交換会。新潟のメンバー4人で先般「園芸福祉にいがた」設立総会で基調講演でお見えいただいた進士五十八理事長を囲んで写真を撮って終了しました。
来年は皆で車を乗り合わせして参加しようと話し合いました。