参議院選挙公開討論会

主催者の挨拶

 7月29日執行の参議院議員選挙立候補予定者の公開討論会に参加してきました。5人の立候補予定者、それぞれの年齢は50歳、43歳、42歳、40歳そして31歳と平均年齢は41.2歳。正に若者集団といった感じです。
 会場は長岡市立劇場、聴衆者は300名を超えていた位かと思います。青年会議所が主催であり、若い候補者中心の討論会でしたので、聴衆者のほとんどは若者でした。こんなに若い人が選挙に関心を持っていることに一寸びっくりしました。
 5名それぞれ以下の6つのテーマについて、3分ずつきちんと時間通り発表しました。

      1. 自己紹介・地震の重要政策
      2. 教育について
      3. 拉致問題について
      4. 中央と地方との格差について
      5. 憲法について
      6. フリーテーマ

 発表の概要は事前に提出され印刷されていました。
 残り1分で掲示版の提示、残り30秒で掲示板とベルか1回、残り10秒で掲示板とベルが2回、そしてタイムリミットは掲示板とベル3回となっていました。
 聴衆者の守るべき事項として①ヤジはしない ②拍手はしない ③特定候補をイメージに関わる行為はしないとのことで、聴衆者はみなこの決まりを守って時間通り整然と討論会は行われました。
 
聴衆者も事前に渡された「水色」そして「赤」の画用紙で自らの意思を表示できる質問もありなかなか工夫されいると感心しました。
 席順はくじ引きで、そして、発言順序は、テーマ毎に乱数表を用いて変えてありました。
 立候補予定者それぞれ時間内で考えをきちんと述べ、さすがに皆国会議員候補者だなと感心しました。
 ただ、5人とも政党推薦を受けているので、いつもテレビに出てくる●●党首と同じような内容の発言が中心でしたので、もう少し自らの主義主張を述べてもらえたらと思いました。
 やはり、森、黒岩の現職はこれまでの実績を元に発表しており優位性が感じられましたが、新人3人に対しては、フリーテーマ、当日会場から出されるテーマなど予定外のテーマについてアドリブで発表できる機会を設けてあげれば、多少なりとも現職と新人ハンディー解消になるのではないかとも思いました。
 5人の候補から1名を選ぶのですから5人一堂に会してのこの討論会は大変良い試行であると思いますし、今回の青年会議所に試みに大きなエールを送りたいと思います。
 これら優秀な5人の候補で僅か2つの席を争うのではなく、若いのだからもっと身近な市議会議員(森と山本は町会議員経験者ですが)等から頑張ってもらっても良いのではないかと思いました。それとと同時に、もし落選し3年間浪人する時間を考えたら、これら若きエネルギーがもったいない気がしました。
 やはり市よりも県、県よりも国の方が偉いのか?魅力があるのか?と思うと同時に、中央と地方との格差というテーマがありましたが、優秀な人材からこそ国会議員として東京ではなく地方議員としてより身近な場所で活躍して欲しいと願うのは私だけでしょうか?
 いずれにしても少人数の立候補者(10名以下)から数名の議員を選ぶのであれば、今回のような公開討論、立ち会い演説会の早期復活を望みます。
 そうすれば、もっと選挙民の関心は高まり、投票率は上がり、より適格な政治家が選出され、政治は変わり、日本の社会は良くなると思います。
 先週開催された上越での公開討論の様子を以下のHPをご覧になれます。
http://www.jaycee.or.jp/2007/hokushinetsu/niigata/]