諏訪の花火

hiroshikaro2007-07-11

 1日の打ち上げ数では全国第1位、4万発以上もの花火を2時間余りの時間に打ち上げる。そして見物客は45万にと正に長岡花火も驚く花火大会の運営方法について学んできました。
 毎年お盆の8月15日の夕方打ち上げられる諏訪湖の花火は、四方を山で囲まれ、そして湖の中での打ち上げ花火、新潟の三大花火である「長岡の川の花火」「片貝の山の花火」そして「柏崎の海の花火」にはない湖の花火、当然諏訪湖周辺の市町村からも見ることが出来ますし、盆地なので花火の轟音が反響し一層迫力が増すとのことでした。
 ここ3年山田諏訪市長の力の入れ方も増し、観光客・見物客も著しく増加し今年は、その安全確保に腐心されているとのことで、観光課の担当者は、出来れば昨年より少ない人出になって欲しいと言っていました。宣伝等はおつきあい以外は一切しないととのことで、これ以上来られると大きな事故が起きかねない、と心配されておりました。「路上での場所取りトラブル、駅から湖畔までの距離が短いので、その途中で座り込む観客も多く、駅を降りても進むことが出来ない。」「トイレの数が少ないため色々な問題が起きている。」「露天商も出て賑わうが、観客が多過ぎて店の前を占領されてしまい、店員と観客とのトラブルが多発している。」等長岡にはない様々な問題があることに大変驚きました。
 花火の興業収支は企業を初めとする協賛金と桟敷席、見物席等の販売収入でトントンとのことですが、いずれにしても明石で起きたような人身事故が起きることが心配で、今年は昨年の100%増しの警備員を配置するとのことでした。
 人が来ないのも問題ですが、人が来過ぎるのはもっと大変だと実感させられた視察でした。