民生委員は知っていますか?

 今日午前中、第1回の民生委員推薦会に出席してきました。
 皆さんは、最寄りで活動されておられる民生委員の方をご存じですか?
 民生委員の方の仕事はご存じですか?
 恥ずかしながら私も市会議員になる前までは、民生委員の方もそして職務内容も全く知りませんでした。
 現在長岡市では、538人の民生委員の方々が活動していただおります。その内60名の方は児童主任委員として主に児童福祉の分野で活動していただいていております。
 簡単に民生・児童委員制度のあらましを説明します。
1.民生委員は、社会奉仕の精神をもって常に住民の立場に立って相談に応じ、及び必要な援助を行い、もって社会福祉の増進に努めるものとなっています。身分は非常勤特別職の地方公務員ですが、同時に民間性を保持して公務に携わる民間のボランティアという側面を持っています。
2.任期は3年で、市の区域内において担当区域(1人当たりの担当世帯数は170世帯〜360世帯となっています。)を定めその職務を行います。
3.民生員の職務は、住民の生活状態の把握から始まり、援助を必要とする者の世話、情報提供、社会福祉団体との密接な連携、そして福祉事務所や行政機関の業務の協力など多岐、多様に亘っています。
4.報酬はありませんが、活動費として市と県から年間12万円余りが支給されます。※3の広範囲に亘る職務や私の周囲の民生委員の方々の日頃の活動状況を見ますと、今の時代、月額に直すと約1万円の活動費では余りにもお粗末な金額ではないかと思います。

 今年12月は3年に1度の民生委員の改選期に当たり、先に述べました538人定数の民生委員の再任、新任を審査し県に推薦するのが私たち13名の長岡市民生委員推薦会委員の役目です。

 今日の会議で民生委員・児童委員の方々の活動実態を把握することができました。そして昨今の社会情勢の中、「民生委員は無給である上、その職務は他社のプライバシーに介入したりするなど重大であり、時には民生委員の自身の生活に及ぶこともあるので、民生委員のなり手が少ないという現状」を理解し、私たち推薦委員はこのような状況下で民生委員を県に推薦する役割も大切であると同時に、民生委員の活動環境や待遇の改善などを県や国に進言するのも大切な役割であるのではないかと発言しました。

 市民力、地域力を標榜している長岡市において、その最前線で活躍されておられる民生委員の方々の活動を支援することこそが、市民協働の推進につながるものと思います。
 民生委員の方々本当にご苦労様です。そして「今後もよろしくお願い致します。感謝!感謝!の気持です。