今年もあと僅か

hiroshikaro2007-12-27

 今年も残す所あと5日となりました。今日は1日中晴天に恵まれるとのことで何か儲かったという感じです。
 地球温暖化の影響か?平成に入り少雪が続いており、長岡の平場にはまだ雪はありません。週末から雪が降り続くとの予報ですが、昭和時代のように家が埋まってしまうような降雪はないと思います。山古志のスキー場も早い初雪で年内オープンが期待されておりましたが、今の状況では無理な様子です。
 長岡市の除雪費は年間で20億程です。旧長岡市の時代は8億円でしたが合併後は2.5倍になりました。つまり、それだけ多くの豪雪地が市域になったということになります。
 冬の除雪は土建業者にとって大切な作業であり収入源です。通常雪国に於いては降雪時の土木作業はありませんので、除雪がメインの作業となります。しかし、雪が降らず除雪作業が無ければ土建業者は開店休業状態ですので大変ですが、少雪状態が続く近年、降雪がなく出動しなくても、市は待機料で補償するようになりました。
 雪が降れば早朝からの道路除雪、家の前には除雪で押し寄せられた雪の山が出来、それを片付けなければ車は道路に出られませんから朝飯前の作業が必要です。そしてもっと沢山降れば屋根の雪下ろし、毎年数十名の方々が屋根から落下し落命されていますので「決死の作業」と言っても良いかと思います。
 加えて、隣の家の雪が自分の屋敷に入ったとかで隣同士のトラブルも発生、何れにしても雪国に住む我々にとっては、雪は邪魔者、災いですが、毎年のことですので諦めの中、コウセツキの3ヶ月余りを過ごしているのが現状です。
 地球的規模の温暖化は異常気象を招くことから、その対策は急務であり、私もこれまでの環境を考慮しなかった大量生産、大量消費という経済優先の考え方は見直さなければならないと思います。しかし、温暖化のお陰で雪が少ないことは、我々雪国に住む者にとっては嬉しいことであり、幸いに思うことです。表面的には喜ぶことは出来ませんが、裏で喜んでいます。こんな思いが降雪地域を「裏日本」と呼ぶようになったのか?と思った年の瀬です。