東京の賑わい

 今朝早く東京から帰ってきました。年末にいつも開催されております「日本園芸福祉普及協会」の理事会に出席してきました。
 東京は相変わらず沢山の人で賑わっていました。若い頃8年間も東京に住んでいた自分にとっては、東京は第2の故郷、慣れ親しんだ場所ですが、年と共に居るだけで疲れてしまうような気がします。何もかもスペースは狭く、コンビニもラーメンや寿司やそして吉野家の席は、私のようなデブちゃんがDバックなんかを背負って入れば、必ず商品を引っかけて落としたり、人にふれたりして本当に窮屈でなりません。駅のトイレも狭くて落ち着いて用も足せない感じです。
 東京電力柏崎刈羽原発が操業停止してから既に5ヶ月余りが経過しており、そして昨今の石油高、加えてインドネシアの環境会議の直後であるのに、東京のあちこちではクリスマスの賑やかなイルミネーション、光、ネオンが瞬いており、地方の不景気などは何処かの国の出来事なのかのような感じがする程違和感を感じました。
 終電車は満員状態で、酒を飲んだ人たちや遊び疲れた人たちでごった返していました。丁度踏切での人身事故があったのも手伝ってか、ホームは溢れんばかりの人たちにはビックリしました。
 正に東京文明を謳歌しているといった感じの様子でした。
 長岡へ帰ってきていつもの静寂さが戻りましたが、そのギャップの大きさは、正に現在の中央と地方の格差だと感じました。
 家族も居てそれなりの年齢になった私にとって、いつ何時、事件や事故そして災害に巻き込まれるか分からない空恐ろしい大都市での生活はもう結構ですが、お金があり、そして面倒を見る家族も居なければ、安全性などはさほど問題はなく、大都市の生活は楽しくそして便利かと思えます。
 是非、東京の生活、そして日本人の今の生活は、地方や世界の発展途上の国の上に成り立っている「正に幻のようなこと」であると言うことを良く理解し、感謝や謙虚な気持を忘れず、日々生活して行かなければならないと思います。