勝海舟生誕の地

 日曜日の午後、両国の江戸東京博物館を見学した際に、両国駅から徒歩10分程の所に「勝海舟生誕の地」があったので、町中散歩を兼ね、探検しながら訪ねてみました。両国公園という児童公園的な広場の一角に石碑と案内看板が立っていました。周りはペットボトルやスナック菓子の袋などが散乱しており、随分汚い公園だな〜という印象で非常にがっかりしました。
 それに比べると長岡で生まれた幕末の偉人達は随分恵まれているな〜と感じました。記念館や公園等きちんと整備されており正に「俺が長岡の偉人」といった感じです。
 芥川龍之介の生育の地も僅か数100mの所にあり、道の脇に案内柱が立っているだけでした。また、すぐ近くには「吉良上野介邸跡」がありましたが、そこは現在マンション建設中で、マンションの外壁に只案内看板が立て掛けられていたのも、何か寂しし思いがしました。また、暴力事件で有名になった(蛇足)「○津風部屋」もあり「悪いものを見てしまった!」何かがっかりするもののオンパレードのような感じさえしました。

 正に、江戸両国は幕末から明治に掛けての有名人が「うようよ」していた土地であったようですが、これまで多いと何も出来ないのが現状なのかな?とも思いました。
 夕方帰宅して「篤姫」を見たら、番組の終わりに、たまたま午後見学した「勝海舟の碑」が映し出されました。奇麗な公園にひっそりと立っていた碑を見て「行ってみたい!訪れたい!」と思いましたが、余りにもの現実と映像とのギャップに驚きました。

 来年の大河ドラマは、与板に17年間居城したことのある直江兼続の物語:天地人です。番組終了後に何回か与板や長岡の紹介もあるかと思いますが、映像よりも現実の方が良くなるよう、日頃から皆で注意し、奇麗にしておかなければならないと思いました。