人に見られるのを期待していない!

 『あれを見よ 深山のさくら 咲きにけり まごころ尽くせ だれ知らずとも』
 「深山の山桜は、人に見られることを期待して綺麗に咲いている訳ではなく、自然体で一生懸命咲いている山桜に感動した!」という意味の詩を聞いたことがある。その詩は誰が読んだものかは分からないが、先日の園芸福祉市民講座で「とちおワークス」の小林克太郎施設長がお話しされた「障がい者は、人に見られるのを期待して作業はしていない。自分に与えられた仕事を精一杯やっている。そんな一途な姿を見るにつけ、沢山のことを障がい者の方々から教えてもらっている。障がい者を指導するとか教育する等と言っているのはおこがましい、逆に我々が教えてもらっているのだ!」という非常にインパクトのある小林さんの発言に「はっと」させられた。
 我々、いや私は人の目ばかりを気にして生きてこなかったか?
人が見ているところでは精一杯取り繕っているが、いざ人の目がなくなれば、怠けたり、手抜きをしたりしてしてはいなかったか?
人の評価ばかりを気にして大切なことを忘れてしまってはいないのか?
時間や効率にばかりが第一優先されている社会で、今大きく欠けていることは評価されない努力ではないかと思う。
人に評価されることよりも、まずは自分の信念でやり遂げる大切さを、小林さんは障がい者から教えてもらった。
つまり、障がい者と一緒に諸語とをしたり、交流したりして共に生きることで、沢山の忘れ物を気付かせてもらえる!そのことは我々にとって大きなメリットになるはずだ。
 是非、4月18日9時、千秋が原でのじゃがいもの植え付けイベントにお集まりください!