子どものため、人のため

 何のために、誰のために働いているのか?生きているのか?と最近自問自答している。
 子ども達は先月下旬から春休みに入った。旅の学校に行っている娘も被久しぶりに帰宅し、窮屈な寄宿舎生活?での疲れを晴らしているかのように、朝寝坊をして朝食時にきちんと起きてこないので、ついつい朝から怒り声を出してしまう。
日中も家でぶらぶらしている様で、締まりの無い生活態度に対し「お前等のために頑張っているのだから、もっと親の言うことを聞け!もっと家の手伝いをし、そして親が帰ってきたら、お帰りなさい!ご苦労様の一言位言え」と癇癪を起こす。
自分の立場から言えば正に正論のように思うのだが、子どもの立場からすると朝から怒られ、そして反論も許されない一方的な攻撃に、やる気も出ず、鬼?親の居ない時はぶらぶらしてしまうのも、子どもの立場からすると理解出来ない訳ではない。

子どもにとっては「私が働いているのは家族のため」にとどれほど思っているのか?特に私の場合などは、私の都合で家族をしばしば犠牲にすることを考えると「家族は私のために頑張っているに?」と思っているのではないか?とも思える。

親も子もお互いガーガー言い過ぎると、終いには何が何だか分からなくなり、お互い感謝の気持ちも、そして労り合いの気持も無くなってしまい、会話が無くなり親子の断絶に発展してしまうのだなと思う。

子どものために働いている、生きているのであれば、がみがみ怒るのではなく、冷静にきちんと向き合って話し合うこと必要な筈なのだが?「忙しい、時間がない」ということを理由についつい乱暴になってしまうことを呉々も慎まなければならないと思う。

新年度を迎え、心機一転、子どもや人に優しくなるよう努めなければならないと反省している。