三宅島 5

山古志から送られた木彫りの地蔵さん

 昨日は大きな靴が三宅島で買えなかったお話しを書きましたが、その他に驚いたのはガソリン代が高いということです。現在1L198円でした。本土の3割り増しです。
 港の状況が余り良くない三宅島は天候によっても寄港地が三池港から阿古港へ変更になるくらい、大きなタンカーが着岸することが難しいようで、ガソリンなどもタンカーではなくコンテナで運ばれて来るとのことです。
 三宅島をの周回道路は31kmですので幾ら遠出すると行ってもその半分の16km走れば島の裏側へ行ける訳ですので、本土に比べれば車の走行距離はたかが知れています。
 しかし、漁を生活の術にしている漁師さんにとっては、燃料が高いのは正に死活問題です。4年前に訪問した際に聞いた話では、漁に出掛けると伊豆や神奈川の港に立ち寄って燃料を満タンにして帰って来るとのことです。
 ガソリンだけではなく生鮮食料品やペットボトルなどの飲料水も随分高く感じられました。いずれにしても東京から船で運ばれて来る訳ですので運賃が加算されるのは致し方ないと思いますが、島という条件で仕事も限られ、収入源も限られている中での生活の大変さを垣間見た気がしました。