衆議院議員選挙の結果と今後

 凄まじいともいえる自民党の大敗、そして民主党の大勝利であった昨日の衆議院選挙。しかし、議席数を見るに、自民党公明党議席がそのまま民主党に移動したという構図で、政権政党でなかった共産、社民の議席は変わらず、そして国民新党は1名減であるので、正に2大政党時代の到来かと思わせる選挙結果であるが、前回同様、余りにもの勝ちぷりの良さ、そして負けぷりの良さで、政権政党となる民主党が独走しなければ良いと考えるのは、果たして自分だけだろうか?
 1党で過半数参議院過半数は取れていなまでも、これまでの与野党逆転の「ねじれ状態」ではないので、これから先、自民党の末期と同じような「数の理論」で国会運営を押し切られては困る。
また、前回同様今回は「泉」から出た水が「沢」に変わり「小泉チュルドレン」ではなく「小沢チュルドレン」が多数誕生した。政治経験のない、そしてほとんど選挙運動もしない素人の政治屋が今後どのような発言をするのか?仕事もせずにマスコミにばかり露出し続けるようなことは慎んで貰いたいと思うが。
 このように国民の期待と支持を得て船出をする民主党であるが、他党との協調体制を示すべく、社民党国民新党との連立政権を目指している。しかし、今回の自民・公明の連立政権で明らかになったように、今回公明党自民党の逆風に巻き込まれ10議席も減らしてしまった。つまり社民党も今回政権に参加すると4年後の選挙の時に、もし民主党が今回の自民党と同じような状況になっていたら、伝統ある社民党は議員数を減じるのだけではなく、無くなってしまうのではないかと懸念している。
 「大臣の椅子が貰える」という甘い言葉にのらず、共産党同様、少数野党として是々非々で臨むべきかと考えるが?? 福島さん、辻本さんよ〜く考えて決めて下さいね!