中学生の青田刈り

hiroshikaro2009-12-26

 長男が加入しているサッカークラブチーム長岡JYFCが、11月に行われたの北信越フットサル大会で優勝し、来週1月9日から11日に北九州市で開催される全国大会に参加することになりました。
 先日親戚が集まった際に「家老家の誉れ」と随分喜んで呉れる叔父が居て、長男は大変感動していました。

 高校入試を目前に控え勉強しなければならない時期に何故全国大会なのか?と思う親は私ばかりでしょうか?
 11月に高円宮杯サッカー選手権大会の県大会決勝を応援に行った時、ある高校のサッカー関係者から「是非我が校へ、我がサッカー部へ!」とのお誘いをいただたのを皮切りに、その後数校のサッカー関係者からお誘いがあり、サッカーに夢中な長男にとっては何処へ行こうか?サッカー仲間と相談していました。
 一方私は常々「高校は勉強が第一、サッカーはその次、まず、生計を立てる仕事につくために高校で勉強しなければならない。また、頭を鍛えなければ、運動は強くならない!」を言い続けていますので、長男は迷いに迷っています。
 通学の方法、高校卒業後の進路、経費、そして今一緒にサッカーをしている仲間の動向なども考え合わせながら、これまで様々な検討、そして実際に学校も見学してきました。
 県立高校の学区制が廃止され、新潟県人であれば長岡在住であっても新潟市内の高校へも通えるようになった今、私立の高校も含め子ども選択肢は非常に多くなり、恵まれた良い環境になったように感じられますが、逆に旧学区外へ通学するとなると、通学の問題、経費の問題、駅までの送迎の問題等親にとっても家庭にとっても大きな問題が山積しています。
 私の友人の娘さんは、柔道をやりたくて毎朝一番の電車で、新潟市内の高校へ3年間通い遂げ、現在は柔道で大学へ進学し柔道一直線で頑張っています。
 長男もサッカーまっしぐらで、高校に入らないうちから、大学でもサッカーしたいという夢を抱いていますが、まだまだ体力的にも未熟で、体格も出来ているとは云えない中学生の体で、果たして3年間怪我をしないで、かつ今のように中心選手として活躍し続けることが果たして可能なのか?と大きな不安を抱いています。
 勧誘するサッカー関係者は、中学で活躍している選手を多く集め、即戦力として大会に出場させ、3年間という短期間でチームとして学校としての結果を出すことが第一目標としておられるように感じられ、本当にサッカーを通して人間として、選手として育てることを考えていただいているのか?という懸念も拭いきれないのが今の私:親の気持ちです。
 子どもの夢を叶え、希望を叶えてやるのが親の務めなのかも知れませんが、余り無理なことをさせても?
 中学生まで青田刈りをするような現在の高校やり方に大きな疑問を感じる今日この頃です。