キルギスタンからの便り

hiroshikaro2010-03-09

 小生の北海道の友人が、先月末、旧ソ連キルギスタンに国際協力・援助の仕事で赴任し、便りが届きましたので紹介させてもらいます。

 こちらに到着して一週間が経ちました。
 現在は首都ビシュケクから東に400km位にあるカラコルムという町に来ています。
 特に寒くも無く、空気がちょっと薄い感じはしますが、居心地は悪くないです。

 キルギスで見聞きした事については下記の通りです。
・タバコが自由で空港でもそこら辺に灰皿があります。
・治安がよく、重犯罪はあまりありません。
・主食はパンですが、牛・羊肉をよく食べます。うどんの様な麺類もよく食べます。色々食べましたがかなりうまいです。
・国民全体が親日的です(日本企業がキルギス国内に無いのに、大学の日本語学科は大人気だそうです)。
・使用言語はロシア語・キルギス語で何を言っているのかさっぱりです。むりやり英語・日本語で会話しています。
・いまだにレーニン像があります。多分壊すのがめんどくさいのでは・・・と思います。
ソ連時代はインフラ整備等の計画がしっかりしており、生活環境はよかったそうです。
キルギスは、日本企業でもよくある不採算部門の切捨ての様に、ロシアが儲からない地域を独立させできたそうです。
よって、技術者がみんなロシアに帰ったため、道路をはじめ電線等のインフラ整備ができないそうです。
現在のインフラを使いきったら終わりだそうです。
・農家にお邪魔すると必ず接待があります(お茶は二杯以上飲まなければなりません)。
キルギス人女性はよく働きます。男性はなんだかボ〜っとしています。
来客時の接待に命をかけており、恐ろしいほどの接待を受けます。
特に、急なお客は幸運を招くとされており、上座に座らされ酒・お茶・飯・羊を死ぬほど食わされます。
・物価は恐ろしく安いです。
たばこが安く日本でキャメルを買うと320円ですが、こちらでは高くて52円程度です。
JTもがんばって欲しいものです。
・世界的にも珍しく、アメリカ軍とロシア軍の基地それぞれが、首都のビシュケクにあります。
そうゆう意味ではしたたかな国ともいえます。
・国内の主要道路は第二次大戦後のドイツ兵捕虜が作ったものだそうです。
山崎豊子の小説ではありませんが、ソ連は捕虜を使ったインフラ整備が得意だった様です。

だらだら書いて申し訳ありません。
とりあえずキルギスはこんな感じです。
機会があれば是非おいでください。