奈良の古寺と仏像

hiroshikaro2010-06-02

 4月24日より長岡の新潟県立近代美術館で開催されている「奈良の古寺と仏像」を見て来ました。
 連日7千人を超す来館者で相当待たなければ見られないとのことですが、閉館時間が延長されたので、平日の5時半位に行くのがお勧めのようです。
 5時を過ぎれば、市外からの見学は少なくなり、美術館の駐車場も利用でき、行列を作って待つことも少ないようです。
 一通り見るのに30分位掛りますので、閉館時間間際までじっくり見ることができるのではないかと思います。
 平日はあと3日間しかありませんので---
 35年前の高校生の時、会津八一の如く、一週間、京都、奈良、大阪、名古屋、鎌倉そして東京へ独り旅に出掛け、法隆寺中宮寺法起寺東大寺興福寺薬師寺唐招提寺、橘寺、石舞台古墳等を巡ったことが今回の見学で蘇って来ました。
 特に模造とは云え「法隆寺百済観音像」はなかなか見応えがありました。当然、中宮寺弥勒菩薩像は云うまでもありませんが。

 美術館の学芸員の方が入場前に「今回展示してあるのは美術品であり本尊様ではありませんので、お賽銭など上げないでください!」と笑い話しで注意を喚起されていましたが、長岡に居て奈良寺院の国宝や重要文化財、そして東京、奈良国立博物館に所蔵されている仏像等を一堂で見ることが出来るのは正に千載一遇の出来事、今回の好事は弥勒菩薩様のお陰様と手を合わせて美術館を後にしました。
 「また、機会を見つけ古都の寺巡りをしたいな〜」と思った駆け足の見学でした。