[コラム]我が家の働き者

hiroshikaro2010-06-21

 毎日もくもくと文句も言わずにニコニコ輝いて働いてくれる我が家の働き者は、この時季なんといっても「ソーラーパネル君」です。
 昨今の経済状況で賃金カットが当たり前の時節、昨年11月から賃金(買電)単価が大幅に引き上げられ、現在1KW(キロワット)48円の単価で働いて貰っている雇用主である私たちは家族はホクホク顔です。
 6月分の売電収入は11,712円となりました。我が家は、通常電力の外に深夜電力も使っていますが、今月分はソーラーパネルを設置12年目にして、初めての黒字収支となりました。つまり、『売電額−(通常電力電気料+深夜電力電気料)>0』となりました。
 加えて、光熱費のもうひとつの柱、ガス代も払っても未だ黒字ですので、なんとも喜ばしい限りです。
 12年前の新築時に父の勧めもあって、長岡ではほとんど設置実績がない中、思い切って設置しましたが、当初は120万円もの助成をいただきましたが、残りの自己負担も240万円と決して少ない額ではありませんでした。「何時かは投資したものが回収でき、それ以降はプラスになるのだから」との思いもありました。
 しかし、きちんと計画・構造設計を立ててからの導入設置ではありませんでじたので、冬はパネルに降り積もった雪が自然落下し、隣の家のベランダや壁に激突、大変迷惑を掛け、その対処に頭を痛め、業者にお願いして滑り止を設置してもらいましたが、その滑り止も雪と一緒に落下し、お隣の壁を傷つけそうになりました。最終的には2日間も屋根に上がり、自分でドリルとドライバー、ワイヤー等を駆使し滑り止めを設置した苦い思い出もあります。
 当然、その後はパネルに雪が積もり滑らないようにしましたので、降雪時は全く役に立ちません。しかし、雪が消え4月から梅雨前の6月までが一番の働き盛りで、正に今が一番のピークです。
 12年前の10月1日に稼働し始め、これまで発電したトータルはおよそ32,000KWです。単純に現在の買電単価を乗じますと現在1,536,000円の発電量となり、投資額の240万円(5万KW)になるにはあと7年近く要し、通算で20年近くとなります。
 通算、5万KWの発電量になったら是非家族皆で我が家の働き者「ソーラーパネル君のご苦労さん会」を開催したいと思っいパネル君に感謝をした今日この頃です。