暑さボケ

 連日の暑さ、そして「暑い、暑い」を繰り返し報道するマスコミのお陰で、日本国中「暑さボケ」に陥り、何か大切な事を忘れてしまったり、大きなポカをしてしまったりしては居ないだろうか?
 最近、何か失敗した言い訳に「余り暑過ぎたので!」というようなフレーズは使っていないか?
 エアコンの効いた室内で仕事をし車で移動し、自宅でもエアコンが効いた部屋で生活していれば、そんなに暑いとは感じない筈だし、エアコンの効き過ぎた寒い部屋から外へ出た時は、炎天下の暑さに心地よさえ感じることもあが。
 にもかかわらず、マスコミは炎天下で活動している人や、海外のバカンスで帰国したばかりで空港の外へ出た人ばかりにインタビューし「暑い暑い」を合唱させている。
 熱中症も大きな問題であるが、以前は、熱中症で倒れても救急車で病院へ搬送されることなど殆どなかったと思うが、最近はマスコミの連日報道のお陰で?気軽に?救急車をお願いするようになったのか?連日、救急車で搬送された数が報道され「暑さ」が更に強調されているように思われる。
 炎天下の駐車場に停まっているエアコンの効いた車の脇を通ると熱風が素肌を直撃する。車中は涼しいが、その涼しさを得るがために、どれだけ外を暑くしているのか?そう考えると、エアコンは「端迷惑」の代名詞かも知れない?
 そう考えると車でも室内でもエアコンばかりに頼る訳にはいかないという気持ちになても良さそうだと思うが?
 最近テレビでは、自動車のエコ減税なるコマーシャルが繰り返されているが、連日の暑さを考えると皆でちょっとエアコンの利用を考えれば、外の温度も幾らか低下するのではないかと思うが?
 経済的なエコばかりを追及するよりも真のエコ(環境エコ)をもっと考えなければいけないのに、訳分からなくなって、暑い暑いを連発し、エアコンをガンガン掛けてしまうのも「暑さボケ」の一つの現象かと思うが?