過疎高齢化問題

 本日栃尾の西谷地区を訪問してきた。
 栃尾地域は、中越地震後人口が激減し、市町村合併や基幹産業である農業の低迷により、国・県・市の役所が廃止されたり、農協の支所がなくなったり、また警察署や保健所もなくなったりと、良い話はない!そして若者は働く場がないので、皆長岡地域はもとより新潟や東京へ出て行ってしまい高齢者ばかりが取り残され、高齢者の面倒を誰が見るか?ということが大きな問題であると区長さんは話していた。
 素晴らしい自然と景観、そして時間がゆっくり動いている環境の中、生活するには持って来いの立地条件なのに?経済社会の下では、仕事がなければ暮らしていけない、親や年寄りを残して仕事のある都会に出て行かなければ生活できないのも現状かと思う。
 国のこれまでの農村・農業政策の失敗を嘆いても仕方ないが?
 このように恵まれた自然環境を、そこに住む人たちがまず再認識し、これを発信すればきっと人も集まり、そして農村も活性化するはずだと思うが?それらを発信する人材、術がないのも現状だ。
 我々ユニバーサル農園芸えちごの活動をこの地区で展開し、障害者と高齢者そして一般市民、この組み合わせをしっかり築くことを通して、何かしらの具体的な目的が見えるのではないか?と話し、来年からの活動について、これから具体的な計画を立てたいと思う。