最近の仕事

 新しい法人を立ち上げたので、最近良く金融機関を訪れる。
 「新たに口座を開くので、何を持って行ったらよいか?」事前に電話を掛けて尋ねたところ「運転免許証、法人の定款、口座開設の理由を示す書類」と言われ「判子はいらないのですか?」と聞くと、「そうでした判子もお願いします。」との回答だったので「再度、確認して電話して下さい!」とお願いし、5分後に電話が来たら「登記簿謄本の写しもお願いします。」という有様!再度電話をお願いしなかったら、2度手間になってしまっが、どうにかセーフ。
 しかし、一体どうなっているのか?毎日同じような対応をしている行員なのに?こんなことではどれだけお客さんに迷惑を掛け、いやな思いをさせているのか?思いやられる?
 今日は郵便局を訪問、お婆ちゃんの代理ということでお爺ちゃんが窓口で問答しており、何か一つが足りなかったので、家まで戻って足りないものを持って5分後に来局したところ、今度は通帳を置いてきた。
 お爺ちゃんは「通帳はさっき持って来たのだから必要ないと思った。」別の局員も出て来て、説明していたがお爺ちゃんは怒り心頭であった。
 白ヤギさんと黒ヤギさんの歌ではないが、最近はこのような埒があかない光景を見受けることがしばしばだ。
 何でもかんでもマニュアル化し、個を見ずしてマニュアル通りやれば、そして、それをやることが正しいと思っているので、若者にも年寄りにも同じような説明をしてしまったための失敗事例かも知れない。
 やはり、仕事は現場を経験しながら学んでいくことが大切であり、現場を軽んじてマニュアルを優先してしまうようでは、上手く行かない筈だ。
 仕事とは何か、再度、考え直さなければならないと思う。