結局は元の自民党へ

 民主党の代表選もおかしな様相を呈して来た。最後は民主党の黒幕、元自民党の顔であった小沢氏が牛耳って、首相を決めてしまうのか?と思うと、今回の民主党の代表選のあり方自体全く呆れて物が言えない制度であると思う。
 今、大きな問題となっている原発事故や国家の借金財政の基を作ったのは、2年数か月前まで政権政党であった自民党であり、現政権よりも、基を作った自民党に、より責任があり、責められるべきん筈なのに?
 民主党は悪者で自民党は救世主の様な感じを抱かせる本末転倒的な世論。そんな中、これらの問題は菅政権の失政の様に論じられ、菅首相は全ての責任を負わせられ、そして辞めさせられてしまう一寸可愛そうで哀れな政治家でると思う。今、このような大きな矛盾に腹立たしさを感じている。
 今回の代表選で誰が首相になるか?は既に小沢氏の一声で決まってしまったような気がするし、今回小沢氏の指名で就任する首相はきっと短命で、直ぐにでも解散総選挙になると思うが、その時は小沢氏は民主党を割って、自民党の一部と一緒になり、総選挙を戦い、結果、小沢政党が勝利を収めるのではないかと思うが、一寸考え過ぎかな?それこそが元の自民党の復活であると思う。
 しっかりとした政策論議がされ、将来に夢が持てる日本とするような政治家を選ばなければならないのは、我々国民の義務である筈なのだが???