厚生年金保険料

 来月より障害者雇用を開始すべく関係機関を回り準備しています。
 障害者の雇用の条件は、最賃を支払い週30時間以上働くこと。
 来る10月4日から新潟県最低賃金は、689円に引き上げられることから、それをベースに1日6時間、週5日で30時間、そして1カ月20日間の勤務日数で、689円×6時間×20日=82,680円となります。
 雇用するので、当然健康保険、厚生年金棟の社会保険にも加入すべく社会保険事務所を訪問、保険料を照会したところ月額給82,000円の保険料の提示はなく、98,000円からの保険料しか提示がありませんでした。
 提示がないのであれば、保険料は給与の8.383%なので、それを乗じて保険料を納めれば良いのか?と照会したところ、98,000円の保険料が最低額なので、その保険料8,215円をを納めるように指示されました。
http://www.humanvalue.jp/syaho/syaho15niigata.html

 本来給与82,680円で料率8.383%を乗じた金額は6,931円になりますので、1,284円も余計に支払え!ということになります。
 何故、もっと低額の給与での保険料の提示がないのか・と窓口でごねても埒はあかないのは承知でしたが?
 給与額98,000円ですと時給最低賃金は817円となり、817円以上の最低賃金額は全国でも東京都と神奈川県しかなく、低所得者から保険料を収奪する構造になっている今の制度に納得いきません。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html
 厚生労働者は、厚生年金の加入を推進し、併せて障害者の雇用を促進、障害者の自立を支援すると言っていながら、最低賃金しか貰えない社会的弱者といわれる人たちの年金保険料は、現実に合わない応能負担に反する、高い保険料を定めていることに対し大きな憤りと疑問をを感じます。
 せめて年金保険料の提示は全国最低の最低賃金652円をベースにした78,240円→78,000円位から保険料を設定すべきと思いますが???