長岡市議会議員OB 現地視察

 1年に1回、長岡市議会OB会では長岡市内を視察しています。
 今回は災害復旧、災害対策事業が現在実施されている長岡市内の河川:稲葉川、猿橋川、刈谷田川、信濃川、郷本川、黒川、渋海川の計7河川を半日で視察しました。
 平成16年の7.13水害や昨年の新潟福島豪雨災害で被害のあった地域を流れる河川ですので、遊水池の設置、河川断面の改良、放水路や迂回路の建設、堰の改良、橋の架け替え等、どの工事も、お金がかかり大変な工事ばかりで、一朝一夕ではできる工事ではなく、地元住民のたゆまない政治や行政に対しての陳情活動が実っての工事でした。
 しかし、どの河川も河川内に土砂が溜まり、葦や萱が生い茂り、まずはその浚渫・排せつから始めるべきではないかと思うと同時に、その土砂が溜まる根本原因である源流地域の山の保全が大切であると感じました。
 下流部での改修工事には莫大もないお金がかかります。源の管理は日ごろの見守り、点検が大切で過疎化・高齢化の進む中山間地域では、大変難しくなってきていますが、今であれば何かしらの対策は打てる筈。
 大きなお金を使うことが政治と思っている政治家が多いように思えますが、余り金のかからない日ごろの点検・管理で、下流での大洪水を防ぐことも政治の役目と思います。是非、大事にならないためにも、政治家や一般市民が中山間地に目を向けて呉れることを期待すると同時に、中山間地域で活動する我々UNEの活動を通して、様々な問題を発信していきたいと思っています。


【湖のように輝く大河津分水周辺】

【大河津分水可動堰の改修】