悠久山公園が整備されています。

 今日は例年2月にはない晴天に恵まれ、通常であればスキー日和ですが、今年は近くのスキー場には全く雪がありません。その代わり、近くの悠久山公園には親子連れの人たちが散歩やキャッチボール等をして楽しんでいます。
 悠久山公園は、日本100名園に指定されている長岡の誇る公園です。
 通常公園というと「昔殿様が作った」とか、或いは「行政が作った」とかが殆どですが、我が悠久山公園は大正年間に長岡の財界人の浄財によって建設された国内でも珍しい民間人建設の公園です。
 長岡駅から公園に通じる道路も併せて整備され「悠久山通り」という名前も残っておりますし、その浄財を出した財界人の会『令終会』の名前をとって、栖吉川に架る橋は「令終橋」と命名されており、昔を偲ぶことができます。
 その悠久山公園も2年半前の10.13中越地震で大きな被害を受けましたが復旧工事もひと段落し、せんすい池や瓢箪池、その脇を通る市道の復旧もすっかり完了。今は「まちづくり交付金」という国の補助事業を使って園内の道路や駐車場の整備がなされ、道路を覆って街頭の明かりを妨げている蒼柴の森の樹木も整理されており、3月末にはそれらの作業が完了する予定となっております。
 また、新年度4月からは、公園広場の芝生整備等も計画され、昔のような賑わいが復活する事が期待されております。
 隣接地では県営プール『仮称:長岡屋内プール』が来年夏頃の完成を目指し進めらおりますし、蒼柴神社表参道を挟んで建設されていた仮設住宅も半分以上が解体撤去されました。
 民間人の手で建設された公園、これからは民間人の力、いわば市民力、地域力を活用して賑わいを戻したいと思っております。