今回の選挙で感じたことⅤ  

 5月7日は選挙運動費用の収支報告書の第1回締め切りで、一昨日報告書を提出をして来ました。
 今回の選挙でどれくらいの経費が掛かったか?今後の選挙運動をどうすべきか?と検証、検討する意味でも、自分自身にとって大変有意義かつ大切な作業でした。
 まず収入は、たくさんの支援者の方々からの陣中見舞いや当選祝いをいただき、それが主な実収入となりました。また、同じくたくさんの方々からのボランティアでのポスター貼り作業、街宣車のウグイス、そして選挙事務所の運営に携わっていただいた通称「労務無償提供」や父所有の事務所を選挙事務所として「無償提供」もらった金額も、収入、支出項目に計上しましたが、それも大きなウエイトを占めていました。
 結局、今回の選挙戦では私の場合は、父から受け継いだ地盤(支援者)や看板(選挙道具等)のお陰で、鞄の中身(多額の選挙運動費用)を使わずに選挙戦を終えられたことは、たくさんの支援者や家族のお陰と心より感謝しています。
 もうひとつは、公費による選挙費用の負担も大変助かりました。具体的には以前も掲載しましたとおり公費として下記の金額を負担いただきました。
1.選挙葉書2,000枚の郵送料の負担:50円×2,000枚 
=100,000円
2.街宣車の借上料の負担:15,300円×7日間=107,100円
3.街宣車運転手の日当負担:12,500円×7日間=87,500円
4.街宣車の燃料費:124円×200l=24,800円
5.選挙ポスター費の負担:809円×600枚=485,400円
 合計:804,800円もの費用を公費で負担いただいたことも、自己負担を大きく軽減された要因となっています。

 しかしながら「皆がやるから私もやる」ということで、これまでやってきた「街宣車の運行」や公営掲示板が306カ所であるのに、室内や支援者の家の壁、そして個人演説会場に貼るために300枚程余計に印刷したポスターが「果たして選挙運動に於いて効果があったのか?」と検証してみると、いつもながら大きな疑問が残ります。
 例えば、それらの経費(公費)をコミュニティ放送:ケーブルテレビやFMラジオを使っての候補者個々の政見放送を行う経費として運用した方が、候補者の人となりを有権者に知らせることが出来、選挙運動費用としての費用対効果が現れるのではないかと思いますが?皆さんどうお考えでしょうか?
 また、そのようにして有権者の理解が深まれば、投票率も向上し、より有意義な選挙になると同時に、市民の政治に対しての関心も高まり、長岡市の発展につながり、引いては自らの生活環境の向上にもつながるのではないかと思います。
 選挙運動のあり方、公費負担のあり方について、有権者:市民も含め今後十分検討する必要があると思いました。