リリックホールに行って来ました!

 長岡市の芸術文化の殿堂リリックホールの(財)長岡市芸術文化振興財団の事務局を訪問し、事業運営に関する意見交換をしてきました。
 リリックホールが立地する長岡市千秋が原は、正に長岡の芸術文化、医療、福祉そして商業の中心地。リリックホールの周りには県立美術館、展覧会や大イベントが開催できるハイブ長岡、そして先週花いっぱいフェアーの開催会場となった千秋が原公園、そして基幹病院である日赤病院、4月にオープンした大型ショッピングセンター「リバーサイド千秋」やジャスコ長岡店、また近々シネマコンプレックス(映画館)がオープンが予定されており、正に長岡の中心地となっています。
 リリックホールの管理運営については、昨年より指定管理者制度の導入がなされ、それまで管理運営を担ってきた(財)長岡市米術文化財団が引き続き行うことになり現在に至っております。
 昨年の総務委員協議会で。私は「果たしてこれまで担ってきた団体に、入札ではなく随意契約で指定管理者として契約することの是非」について質問しましたが、市側からは「芸術文化の施設であり、それを管理運営するためには一定程度の経験やノウハウが必要で、一般や民間企業が直ぐに参入できる分野ではないので理解して欲しい」との答弁がありました。
 しかし、自分の頭の中には、指定管理者制度の導入の目的は「管理運営コストの軽減、既存施設の更なる有効利用」と考えていましたので「これまで長年管理運営を担ってきた団体が”新しい制度の導入”というモチベーションだけで、果たして合理化や事業の刷新が出来るのか?」との疑問も投げかけ、「もし、そのようなことが可能であれば、これまで一体何をしてきたのか?何故これまで、それらの課題に積極的に取り組んで来なかったのか?との疑問が湧くのではないか?」との質問もしました。いずれにしてもリリックホールそして長岡の芸術文化は、現在(財)長岡市芸術文化振興財団が担っております。
 しかし、本日の訪問で、これまでとは違い随分運営方法に改善が見られ努力していると評価したいと思います。
 理由は「市民参加型の事業運営方法を強く打ち出し、同時にプロのアドバイザーと共に事業を構築、運営しており、また広く市民の声を聞く機会も多く設け、加えて、事業実施毎にアンケートを行い次回に役立たせていました。また、リリックホールだけではなく、学校や地域に飛び出しての芸術推進活動も積極的に取り組んでいる様子も理解出来ました。」
 実際、財団主体の事業の昨年度の平均入場率は88%、アンケート調査に因る満足度は90%を超えているとのことでした。
 長岡にはたくさんの芸術家や人材がいるので、そのネットワークをきちんと構築し、それら人材を上手く活用して、子どもたちはじめ一般市民の芸術文化度を向上させるようがんばって欲しいとお願いして来ました。
 是非、皆さんもリリックホールで開催される事業に参加して見て下さい。