中越沖地震 Ⅳ

我が家の太陽光パネル

 毎日のように新しい事実・真実?が報道される東京電力の柏崎・刈羽原子力発電所放射能漏れがあったということで、新潟県内の海水浴場の予約客は軒並みキャンセル。また県内の観光地、例えば先週花壇作りをした石打にある上越国際スキー場のホテルもキャンセルが相次いでいるとの話で「全くもって東電は!」と地元柏崎刈羽はもとより新潟県民、皆怒っています。
 昨日は柏崎市長の決断で「使用停止命令」が出されましたが、地震前にも様々なトラブル隠しがあった訳ですので、遅すぎた命令かも知れません。しかし、東電の恩恵を受け続けてきた柏崎市の首長としては、正に英断であったとエールを送りたいと思います。
 一昨日まで「東電も北朝鮮と同じようにIAEAが査察にやってくるのでは?」と仲間に冗談を言ってたのが、昨日のニュース報道ではIAEAが調査に来る用意があるとの談話を出したとのこと。国際的な組織が介入しなければ安全性が確認できないような日本は正に北朝鮮並であり、国際的な信頼の失墜といって良いかと思いますが、日本の政治家も国民もそのことに殆ど気づいていないのではないかと懸念しています。
 東電が発電する13%もの発電量を賄っている柏崎・刈羽原発の使用停止は、今後お盆という電力需要のピークを控え、東電、そして東電の電力を使っている首都圏の住民にとって、正に大問題だと思います。
 安全であると言いながら、決して自分たちの所には原発は作らず、遠く離れた田舎に金さえ出せば、危険な物でも平気で引き受けてくれるといった安易な気持ちがあったからこそ、これまでのようなトラブル隠しや、今回のような様々な問題が出てきたのではないかと思います。
 柏崎・刈羽原発の電気を使う東京都民は安全かも知れませんが、その電気を使わない我々周辺住民にとっては、このような安全性が確保されない施設、そして真実をきちんと言わない会社は、正に迷惑千番であり、使用停止と共に直ぐにでも撤退して欲しいと思っています。
 また、首都圏に住む人たちも自ら利用する電気をわざわざ新潟くんだりから持ってくるのではなく、自らの場所で発電するという考え方に立ってもらい、長岡よりも条件の良い関東地区ですので、是非、各戸の屋根にソーラー電池を設置して貰いたいと思います。
 金持ちのわがまま、経済優先の考え方が、東電のような問題を引き起こしている原因であるということを、反省しなければならないと思います。

10年前に設置した太陽光パネル。当時360万円程しましたが、当時の通産省から120万円の補助がありましたので、自己負担は240万円でした。設置方法がまずかったため、冬季は雪が堆積して発電量は0ですが、夏から秋に掛けて一所懸命発電してくれる我が家の稼ぎ頭です。中越地震の停電の際も日中は直接電源が取れ、米炊きにも威力を発揮しました。
 発電量に使用量が追いつかないようにメーターとにらめっこ!そのことが節電に役立っています。