フォートワース・トリア訪問団さよならパーティー

hiroshikaro2007-08-05

 昨晩夕方グランドホテルで今週初めに来岡したフォートワース(アメリテキサス州)とトリア(ドイツラインラントファルツ州)の市民訪問団の方々のさよならパーティーが開催されました。滞在期間中受け入れして下さったホストファミリーの方々、そして国際交流協会の関係者総勢150名の方々が参加された盛大な会となりました。
 森市長に代わって新任された国際交流協会の原信一理事の挨拶の後、『長岡フォートワース交流20周年』を記念し、フォートワースで長岡からの訪問者をいつも親身になってお世話下さっている日本人:アサコ・コスビーさん功績に感謝し表彰が行われました。
 アサコさんは「誰もがやることを只やって来ただけ、それをこのように表彰されるとは」と謙遜されておられましたが、その誰もがやることを損得抜きで長年遣り通してこられたことは、正に誰もの尊敬に値する事だと思います。
 私も9年前父と一緒に長岡市の公式訪問団の一員として訪問した時も、そして2年前娘が中学生派遣事業で訪問したときも実際に面倒を見て下さったのはアサコさんです。

 4年程前午前2時過ぎに目が覚めテレビのスイッチを入れるとNHKの番組アーカイブで、戦後アメリカに渡りアメリカ人と結婚され昭和40年代テキサスで活躍されておられる女性の方々の紹介する番組がありました。その中に偶然にも『事情があって親と一緒に生活できない子ども達を引き取って自分の子どものように面倒を見ておられるアサコさん』の紹介があり感激したことを思い出しました。正にフォートワースを訪問した長岡市民にとってアサコさんはフォートワースの母であると思います。
 次にトリア長岡の親善大使であるヨハン・アウバートさんの挨拶では『60年以上も戦争のない平和な日本そしてフォートワースとは20年そしてトリアとも10年以上の交流を続けている日本、長岡に敬意を表する』
 日本人特に戦争を知らない世代にとって、今の平和は当たり前にしか捉えられていませんが、歴史イコール戦争の歴史であるヨーロッパ人にとっては、60年以上も長きに渡って戦争がないということは大きな驚きであり、喜びであると思います。私達も平和の有難さを実感すると同時に戦争は絶対に起こしてはいけないということを強く自覚しなければならないと痛感させられました。

 最後にファーとワースのバスケットボールチームの監督さんから『今回の長岡訪問でこれまで団員にとって長岡は地図上の只の点でしかなかったが、5日間の滞在で多くの市民との交流で一生忘れられない大切な点になった』と挨拶がありました。
 これらの市民レベルの交流:グラスルート・アンバサダー:草の根大使こそが真の世界平和を実現する最良の手段だと思います。交流を通してますます平和の有難さや戦争反対についてきちんと考えられる市民として成長していかなければならないと思いました。