明日から防災キャンプを行います。

高野槇

 毎年恒例になりました栖吉地区防災キャンプを明日明後日の2日間、我が家の前の栖吉コミュニティセンターを会場に実施します。
 第1回目は、中越地震前の平成16年(2004年)8月に実施しました。当時新潟地震から40年ということで、災害記憶を思い起こし、新たな準備・対応を考えようという趣旨で実施しましたが、その前に7.13水害があり、関係者一同正にタイムリーなキャンプだと評価されました。
 そしたら2ヶ月後には未曾有の被害をもたらした中越地震に襲われ、実際直接大被害を受けるとタームリー等と悠長なことを言っては居られませんでしたが、キャンプの際に用意しておいた野外炊飯用の炉石は直ぐに炊き出し用に利用出来、約1,000食の炊き出しを可能にしました。またテント用に利用したブルーシートは、直ぐに避難所の敷物として活用できました。それ以上に参加した子どもたちにとっては、キャンプでの経験が直ぐに生かすことが出来たと、プラスの評価をもらったのが大変な中でのうれしい記憶として残っています。
 今年で4回目となり、4回フルに参加してくれる常連の中2の生徒達もいますが、年々参加者が減り、今年は僅か20数名という寂しいキャンプになりそうです。
 しかし、内容は盛りだくさん。
 明日土曜日は、防災センター設置から、救急法訓練、ロープワーク訓練、ブルーシートを用いた簡易テントの設営、野外炊飯、鍋でお米を炊いてみよう、肉の串焼き、ナイトウオークラリー、お楽しみ映写会、非常食の試食。
 
 明後日、日曜日は、我が町を知ろう!と題して「防災、防犯、交通安全マップ作り」を1日掛けて実施する予定にしています。

 当初、マップ作りには長岡GIS研究会(電子地図を用いていろいろな情報を図化する)の方々協力がいただける予定でしたが、1ヶ月前の中越沖地震の対応で協力が得られないことになり大変残念です。
 一昨日と今朝そのマップ作りの下調べをしてきましたが、実際いつも通っている場所をカメラを持って見回ると、知らなかったことが非常に多く、本当に勉強になりました。
 お時間がありましたら是非栖吉コミュニティセンターにお立ち寄り下さい。