中越地区市議会合同議員研修会開催

hiroshikaro2007-08-24

 14時より湯田上温泉ホテル小柳を会場に、長岡、三条、柏崎、小千谷十日町、見附、魚沼、南魚沼、そして加茂の中越地区9市の議員及び議会事務局 総勢200名による合同議員研修会が開催されました。
 柏崎市からは中越沖地震の復旧作業でてんてこ舞いしているにも中、議長以下3名の方々が出席されました。我が長岡市滋賀県に視察研修に行っている2名の議員以外36名(38−2)全員が参加しました。
 冒頭、小池加茂市長から今回の参議院選挙の自民党の大敗に関して「小泉、安部政権一貫して地方潰しをしてきた。三位一体改革、税源委譲等と言って加茂市で10億1千万円もの交付税の削減がなされてしまった。この金額を市役所職員の人件費に換算するとは150人分程になるが、300余名の職員定数の加茂市においては約半数に値しする。今後4年間更に毎年1億円ずつ削減されてしまうと、人件費以外節約する財源がない中、もうこれ以上どうすることも出来ない!夕張の二の舞になってしまう。どうにか民主党はじめ野党の力で、国政の方向転換を!」という趣旨の悲鳴が語られました。
 正に現在置かれている地方自治の状況は何処も加茂市と同じ状況ではないかと思います。加茂市は自主独立の立場で合併をしなかった市です。合併に対する”飴”も得られず”鞭”ばかりを得た格好となっていますが、昨今の自民と政府の地方に対しての締め付けは目に余るものがあります。みんなで一緒になって地方自治の改善を主張していかなければならないと思いました。
 
 基調講演はエッセイスト・新潟弁研究家の太田朋子さんが「新潟弁の特徴やおもしろさを」についてお話しいただきました。新潟弁は、食文化と同じようにそれぞれの地域で違っているとの説明。昔から京都の文化が浸透していた上越や柏崎、そして佐渡等の関西文化圏、江戸時代以来江戸:東京都の影響を強く受けた中越圏、そして東北地方と一緒に発展してきた下越圏というよに、歴史的背景が言葉や食に大きく影響していることが分かりました。昨今は東京のテレビ:番組の普及で方言も廃れてしまいましたが、方言は正に土着文化、今後も大切に保存伝承していかなければならないと締めくくられました。
 最後は情報交換会、同席した他市の議員さん達と中越地震の思い出や、新しい若き市長(三条)との議会とのやりとり、小千谷での選挙違反問題や各市の議会運営などについて意見交換をして終わりとなりました。