尾瀬国立公園

遊覧船

 この8月30日尾瀬日光国立公園から独立・単独化し「尾瀬国立公園」が誕生しました。
 奥只見シルバーラインを車で行き、その後奥只見から尾瀬口までを遊覧船で40分、その後バスで御池を経由して沼山峠まで1時間、そこから徒歩で尾瀬沼の長蔵小屋まで1時間、そして更に30分歩いて三平小屋まで行き戻ってきました。沼山峠と尾瀬沼の標高は1663mで途中の最高点は沼山峠展望台の1781mですのでわずか120mの高低差しかないので登山というよりハイキングといった感じで沢山のハイカーで賑わっていました。

 歩き始めると同時に「こんにちは!」との挨拶、すれ違う人全てに声掛けしていると口の休む間もない程でしたが、見知らぬ人に気軽に声掛けできるのも山ならではと実感しました。『山登りすると皆良い子になれる!』とも思いました。
 老若のカップル連れが多く、若いカップルは皆幸せそうに見え、正に青春真っ只中、ちょと羨ましくなりました。

 登山道は全て木道が整備されており、湿原地帯にはいると2本の木道となり、右側通行が励行されていました。草原の紅葉が始まりかけていましたが、木々の紅葉はまだでしたが天気に恵まれ燧ヶ岳の勇姿も素晴らしく正にハイキング日和でした。
 尾瀬沼周辺には山小屋やビジターセンターなどが点在しており、何かあっても直ぐに対応できるのも初心者のハイカー登山者にとっても安心して行ける場所だと思いました。
 これまでは、福島檜枝岐を経由したり、群馬沼田、大清水を経由して尾瀬を訪れる人が殆どでしたが、国立公園に単独で指定されたのをきっかけに新潟からの入山する観光客も増えれば、浦佐、小出、大湯、銀山平、シルバーライン、そして奥只見の魅力もより全国発信が出来るのではないかと期待しています。

 御池では急いでロッジの温泉に入れてもらいさっぱりし、バスで一眠り、そして奥只見湖のちょっと肌寒い風に吹かれながら夕暮れの湖畔の風景を楽しんで戻ってきました。

 次回は、是非紅葉の尾瀬ヶ原を散策したいと思っています。