栖吉中学校還暦の祝い

岡地後援会長式辞

 創立60周年記念式典がリリックホールで開催されました。後援会長で実行委員長の岡地さんの式辞の後、内藤教育委員のお祝いの言葉、坂上校長の挨拶があり一通り式典が終わり、引き続きプロの演奏家によるコンサートが行われました。
 前にも紹介しました「アンサンブル・オビリー」の弦楽カルテットと「ブレス・ビークインテット」という声楽アンサンブルの2つのグループが登場しモーツアルトの曲と日本の唱歌等を演奏してくれました。一流のホールで一流の演奏を聞く機会は余りない中、素晴らしい音色と歌声に満足しました。

 この演奏会を企画するに当たり『子どもになんか一流を聴かせても分からない!』というような声も当初聞かれましたが、一流を聴かせず、見せずして一流にはなれませんので、早くから一流のものを見分させる事は教育上大切な事と思います。日頃から機会があれば一流にふれさせて上げたいと思いました。
 その甲斐あってか午後からの生徒にによるクラス対抗の合唱コンクールは随分熱が入りました。
 夕方は森市長、五井議長からも臨席してもらって約80名の地区、PTA、学校関係者参加による祝賀会が行われ昔話に花が咲きました。
 創立時は生徒数153人、それ以来生徒数は200を下回ることなく最高で401名を数えた昭和57年をピークに、近年の少子化そして近郊での開発がひと段落下影響もあり生徒数は下降してきましたが、今年はついに200名を切り、昨年の208名から184名となり本当に寂しい限りです。


 部活希望による学区の弾力化、隣の付属中学校への編入など、通常は栖吉地区は小学校からそのまま持ち上がりとなりますが、小学校の卒業生の内10数名が栖吉中学校に入学せず他校に流れてしまったことも生徒数の激減につながっています。
 魅力ある学校、そして小中一貫の方式をとることで、栖吉の子どもは栖吉で育てるもモットーにより地域の連携、理解を深めていかなければならないと考えています。