道路除雪地域別懇談会


 本日午後2時より市立劇場に於いて町内会長を対象とした除雪の懇談会が開催されました。昨冬は例年にない暖冬少雪で最深積雪値33cm、積雪累計78cm、そして積雪日数22日で2年前の大雪時の125cm、613cm、95日と比較すれば一目瞭然かと思います。お陰で除雪費の方も約4億円(除雪車の待機量を支給)で一昨年の8億5千万円に比べ、半額以下となりました。
 これからの降雪期における除雪に当たって毎年市民から苦情が寄せられる 
1.間口に雪を置かないで欲しい。2.自分の所だけ雪を多く置いていく
 この2点に対し市の考え方は上の通りです。次ぎに、
3.もっと幅広く除雪して欲しい 4.圧雪があり車が走れない 5.除雪のやり方が悪い
この3点に対し市の考え方は下の通りです。

 市に代わって言い訳をさせて貰えば、
 まずは、除雪に関して言えば昔に比べれば除雪機械の性能も向上し、加えて道路も整備された訳ですので、除雪作業の質は上がったはずです。しかし、市民はというと「除雪は市がして当たり前だ!税金を払っているのだからきちんとすべきだ!」そして、自らしなければならないことを怠り全て行政任せでありるので、このような苦情が発せられるかと思います。間口の雪位は早起きして片づけなければならないと思いますがーーー
 次ぎに、「他市町村に比べ除雪のやり方が下手である」という苦情に対しては、

  1. 長岡市の地価:宅地価格は他市町村に比べ高く、その分宅地面積は狭くなっています。屋敷内での雪にやり場が少ないため、勢い道路に排雪しなければならない場合があり、除雪車が来た後道に排雪することがあり、それが圧雪になってしまう。
  2. 他市町村に比べ自動車の通行量も多いので、1車線の確保では渋滞が起きるのは当然、交通量の少ない他市町村に比べると不自由を感じる。
  3. 自動車の路上駐車も大きな問題です。1台でも駐車されていればそれを避けて除雪しなければならない訳ですので、除雪効率、除雪の仕上げが悪くなる。
  4. 排雪場所の確保が市街地が多い分、他市町村に比べ困難である。

 このような状況において、冬期間の降雪時は市民の皆さんの理解と忍耐をお願いしなければならないと同時に、地域コミュニティを上手く活用し、皆で気持ちよく生活できるよう協力してもらう心掛けをお願いしたいと思います。
 あるいは、除雪にもっと金を使って上手く迅速にやって欲しいという市民のコンセンサスが得られれば、今後除雪予算を増額し、機械の増強、請負業者の増加等について検討すべきかと思いますが、財政難の昨今、果たしてこのようなコンセンサスが得られるか?皆さんのご意見をお聞かせ下さい。