警察署の方々との懇談会

 昨日は長岡警察署の署長はじめとする幹部の方々と市議会議員との懇談会が行われました。
 警察署の組織体制の説明から始まり、治安情勢に関する総括、生活安全、刑事そして交通について詳しく説明していただきました。
 長岡警察署は、旧長岡、栃尾、越路そして山古志の4市町村、人口23万人、面積565k?を管轄する署で、他の与板、三島、和島、寺泊の4つは与板警察署が、中之島は見附署、そして小国は柏崎警察署の管轄になっているとのことで、合併によって新たに誕生した行政管轄区域とは大きき隔たりがあることが分かりました。
 私たち市民の日常生活で大変お世話になっている交番と駐在所は長岡署管内にはそれぞれ13カ所、14カ所あるとのことで24時間態勢で対応されているとのことで安心感を覚えました。
 管内の刑法犯認知数も平成14年3600件をピークに減少傾向にあり、昨年は2631件になったとのこと。交通事故発生件数も近年減少傾向にあるとのことですが、死亡者数特に高齢者が巻き込まれる事故は増加傾向にあるとのことでした。
 また、全国には平成18年度において61,600人暴力団がおり、その内の半数強が山口組系、住吉会系、そして稲川会系と続き、その傾向は新潟県でも同様であるとのことです。最近は暴力団の「行政介入暴力」が横行しており、自治体が標的になることもしばしばとのことですので、長岡市としてもそれらの対応についてきちんと対策を考えなければならないと思います。
 最後に交通安全について説明がありました。新潟県の事故の特徴は、高齢者の事故が多い、道路が整備されているのでスピードの出し過ぎでの事故が多く死亡事故に繋がる件数が多い、そしてシートベルトの着用率が悪く、死亡率が高くなっているとのことでした。加えて、横断中の事故が多いので、車も歩行者もお互いの位置を相手に知らすべく、早期の点灯、反射物や明るい服装の着用などの留意事項を説明してもらいました。
 因みに冬になると殆ど夜、朝9時過ぎに夜が明け、3時過ぎには暗くなるようなデンマークでは、車のスイッチを入れるとヘッドライトが付くシステムの車が殆どで、常時ライトの点灯が義務化されています。
 ヨーロッパ赴任当時デンマークへ出張した際、夏場の天気の良い時に、何故点灯しているのか?と疑問を抱きましたが、北欧では前線の通過もしばしばあり、急に辺りが暗くなり雷雨に襲われた雹が降ったり、霧に覆われたりして天気が急転することが多いので、幾ら明るいに日昼と言えども、常時点灯が大切であることを実感したことがありました。