長岡市斎場火入れ式

hiroshikaro2007-10-29

昨日11時から長岡市鉢伏町にリニューアルしま通称:柿の火葬場の火入れ式が行われました。
 産業市民委員会の議員である私も来賓として招待されましたので出席してきました。
 来賓挨拶で、元市議会議員、現在地区の連合町内会長をされている大野肇さんからこの斎場の経緯を話していただきました。

  1. これまでの斎場は、昭和42年今から40年前に建設された。
  2. 当時、川崎にあった火葬場を当地区:山通地区の諸先輩が『火葬場誘致』で積極的に動き、火葬場の建設に併せて地域の開発を期待していたこと。
  3. 大野さんが市議会議員になられた20年ほど前は、火葬場の上に産業廃棄物の最終処分場や建設用の土採取場があり、その案内看板が「人生の終焉の地:火葬場」に来られた方々にとって見苦しく、そして建物も手狭になって来た時期であったので、改築と環境整備を強く要望されたこと。
  4. 3年前の中越地震前から改築が具体化し市役所から相談に来られており、地元は現在使用している火葬場同様、地元としても積極的に協力したいので1日でも早い建設を望むと言っていたところ、地震で大きな被害を受け、そのこともあり、建設時期が早まり今日の火入れ式となったこと。

 以上の経緯を話されました。

 ご自身も新しい斎場で終焉を迎えることが出来ホットしているという本音も話されました。
 これまでの火葬場は、既に建築してから40年も経ち、手狭となり、加えて地震後は5つの炉の内2つが壊れ、現在3つの炉をフル活動してどうにか対応していたとのことで、新しい斎場の完成と共にその不便さも解消出来そうです。
 新しい斎場は、来月11月1日に供用開始。2つの告別ホール、収骨室を持ち、7つの炉、そして洋室と和室の待合室それぞれ2つあります。
 煙も臭いも全く出ない「再燃焼炉付台車式寝棺炉」形式を取っており、燃料は白灯油でこれまでの1人の燃焼に80Lの灯油を要していたものが、55Lに節約できるとのことです。燃焼時間は60分、冷却時間15分でこれまでよりもスピーディーになったので、骨拾いまでの間斎場で待たれる方も多くなるのではないかと思います。

 今後周辺の環境整備が行われ、名実共に長岡市民の終焉の地にふさわしい斎場になることと思います。