議会運営委員会視察 4:金持ちの市と金持ちでない市

 千代田区豊田市は国の支援を受けない 所謂 不交付団体です。言い換えれば国という親からの仕送りなしに、自ら稼いでやっている自立している子どもです。
 特に豊田市トヨタ自動車という世界一の稼ぎ頭の会社があることで多くの市税収入があります。しかし、実際の市の顔は?というと駅を降り立ち、街をを散策しても本当に大金持ちの街という印象は受けませんでした。役所の方に聞いてみるとまだ下水道は100%完備していないとのこと。下水道普及率では長岡市が勝ったな?と一寸嬉しくなりました。
 金持ちの市と貧乏な市何処でそれらを判断するか?というと今は、歳入に占める市税の割合の多寡で比べています。
 平成の大合併においは、不交付団体は余り合併には積極的ではなく、新潟県においては、不交付団体である刈羽村聖籠町そして湯沢町が独立独歩を貫いています。しかし、豊田市は6つの町村と合併しました。このことについても議会事務局の方に聞きましたが、しかとした回答は得られませんでした。
 国も県もそして市町村も財政改善に一生懸命で、あたかも、国民、県民そして市民が「税収を増やし経費節減をし財政改善」が政治に対しての期待のように言われて居ますが、実際はそうではないような気がします。
 世論は何故か?「金、金、金」とばかり言って、哲学や精神を忘れてしまっているような気がします。
 人間の幸せは、市民にとって大切な物は?決して金だけで得られる物ではないことを早く気づかなければと思います。「金持ちの市、金持ちでない市」「豊かな市、貧しい市」について今後議論していきたいと思います。