長岡市山古志

11月24日山古志

 山古志の芋川周辺を訪問してきました。
 長岡の平場は今週初め初雪を見ましたが、その日の内に直ぐ消えてしまいました。例年になく早い初雪に皆驚きましたが、豪雪地帯である山古志の雪は、それから消えることなく今も残っています。
 「親の心子知らず」ではありませんが、「山古志の状況は、平場の人にはなかなな理解できない!」と実感しました。雪が降ったことで工事の進み具合も遅くなり、また中止しなければならなくなる場合も多く、平場ではまだ十分工事が出来るのに山古志では既に冬眠状態ということも理解できる位、山古志の雪の量は桁外れです。同様に栃尾や小国の山村も同じことがいえます。

 長岡市は、昨年の2回にわたる合併で佐渡島を少し小さくした位の大きさ:面積840K㎡となり、雪の積もらない寺泊から3mも積もる山古志までが市域となりましたが、それらの地域の状況をきちんと理解した上で行政執行することが大切ですが、降雪のように毎日変わる状況を雪が降らない所に住む人(政治家:市職員)が実感することは一寸無理な気がします。道路の復旧も概ね完了した山古志ですが、帰村された方々も高齢者が多く、除雪や屋根の雪下ろし等豪雪の中どうするのか?と心配しています。
 これまで村の時の様に、地元に合った行政執行を望んでいる村民も少なくないと思いますが、効率の追求や広くなったことで地元のことをなかなか考えて貰えない状況になったのでは?帰村した方々の不安は増すばかりです。
 昨年から今年に掛けて「新市建設計画」の審議をしてきましたが、内容的に長岡地域も含め合併後の地域計画の展望が少ないように思えて仕方ありません。正に長岡市の新市とは地域計画にあるように思えます。
 中央のコンサルタントが策定した「新市建設計画(案)」を叩き台にした「新市建設計画」では、地方の人口過疎地域の状況を加味された計画にはなっていないような気がしてなりません。
 再度、地域計画、農山村計画のあり方について議会に提案していきたいと思っています。