園芸福祉にいがた フォローアップ研修会

おひな様作製

1月27日(日)午後から第2部を実施、園芸福祉の基調講演と県内外5名の方による事例発表と実技講習を行いました。
 基調報告は、日本園芸福祉普及協会の戸澤理事から「年々園芸福祉への理解は深まり、既に初級園芸福祉士の資格試験を通った数は3,000名を越すようになった。その人たちを中心に各県で組織が結成され活動している。今後、園芸福祉の効用を更に広く普及し、草花を育てて幸せになろう! を合い言葉に園芸福祉活動の積極的展開を!」との発表がありました。
 その後,ここ2年内で「初級園芸福祉士」の資格を取られた以下5名の方から実践事例発表がありました。

  1. 「地域と施設の交流を深める活動」:長岡市特別養護老人ホーム かつぼ園  圓山恵さん
  2. 「園芸福祉科としての「園芸福祉」の取り組み」:新潟市日本自然環境専門学校 横木由美子さん
  3. 「花プロさわた」のボランティア活動から園芸福祉へ:佐渡市さわたボランティアネットワーク 計良ミハルさん
  4. 「緑化フェアにおける「園芸福祉花壇」創作に向けて」群馬県ぐんま園芸福祉の会 秋谷知世子さん
  5. 「園芸福祉初めの一歩、講座から生まれたあんずの会」:長野県園芸福祉あんずの会 島田美子さん

 皆さんの発表に共通して言えることは、

  • 「園芸福祉」をやることで、これまで知り得なかった世代や性別そして障害を越え、人と出会い交流することが出来ること。
  • 園芸福祉と出会う前までの日常生活では感じられなかった、新たな楽しみ、喜び、感動:幸せを感じることが出来るようになったこと
  • お金はないが、園芸福祉に集う1人1人の知恵と力を出し合って仲良く事を進めていくことに大切さを知ったこと等、当然「好事例」の発表ですのでプラスのことしか発表されませんでしたが、参加者皆うなずいていました。


 最後に、実技講習 題して:『芽でたい ひなまつり』を長岡市公園緑地課緑化推進指導員の島峰悦子さんから、タマゴの殻と紙コップを使ったひな人形の工作を指導して貰いました。
事例発表や講義だけでは盛り上がらないのがフォローアップ研修、1時間余と短い時間でしたが、即席のグループ内でよく相談し、それぞれ2体のひな人形を分担して作製、最後はひな壇に飾って「はいポーズ」

 傑作に酔いしれ同時に、50年、40年、30年振りの紙工作に、皆さん童心に返ってやや興奮ぎみでした。
 園芸福祉の講座を通してこの日築いた関係、いつまでも良好かつ固い絆で結ばれるためには、再度園芸福祉を通じての活動が必要になると思います。
 「園芸福祉にいがた」は、今年も盛りだくさんの計画ですので、是非、興味のある方は小生まで連絡下さい。
 詳細については、「園芸福祉にいがた」のホームページをご覧下さい。