栖吉中学校第61回卒業式

hiroshikaro2008-03-05

 小生の母校栖吉中学校の卒業式が本日午前中に挙行された。卒業生60名 ひとりひとり卒業証書を校長先生から手渡してもらい、校長先生と握手、それぞれの中学生活3年間の思い出を胸に深く刻んだのではないかと思う。
 校長先生そして来賓の方々からの薀蓄(うんちく)の多い餞:はなむけの言葉が贈られた。

  • 校長先生からは、夢を持ち続け、感謝の気持ちを持って欲しい。
  • 教育委員会からは、素直な心、好奇心を持て、そして忍耐力を持って夢、目標に向かって頑張って欲しい。
  • 後援会長からは、自己の探求:自らの潜在能力の発見、切磋琢磨して欲しい。
  • PTA会長からは、問題解決の方法:一刻も早く対応せよ、問題解決を先送りし小さな嘘をつくと取り返しのつかないことになるので正直に対応して欲しい。


 そして、卒業生代表2名からの答辞は、これらの餞の言葉全てに応えるような『感謝の気持ち、素直で正直、一所懸命の気持ち』が述べられ、立派な答辞であると大変感動した。
 決して今の若者はおかしいのではない。我々大人は子どもの力、潜在能力を低く見過ぎてはいないか?何かを任せれば立派に成し遂げることが出来る子どもの力を信じるべきと感じた。
 少子化で大人も子どもに費やす時間が多くなり、過保護、過干渉になりまた、早急な結果と成果が出なければ、それは間違っていると思い込んでいることを深く反省しなければならないと思わせる卒業式であった。
 式が終わり、引き続き卒業生全員による感謝の合唱があり、寒い寒い体育館の中、その歌声は爽やか、かつ非常に澄んでいた。
 小学校1年生から今日まで9年間一緒に学び、遊んだ仲間たち、これからはそれぞれの進路に向け力強く巣立って行った。