パークゴルフ

クラブ(1.5万円〜5万円)

 北海道幕別町の発祥のパークゴルフを知っていますか?一本のクラブと一個のバールで通常のゴルフとほぼ同じルールでプレーするゴルフです。ボールもゴルフボールに比べ飛距離は短く、ティーからカップまでの距離が30m〜60mと短い分、ゴルフ場も広い面積は必要なく、北海道では利用されなくなった公園や河川敷の一角等を整備しパークゴルフ場として活用しています。北海道ではパークゴルフが大衆スポーツと言ってもおかしくないくらい、ポピュラーなスポーツとなっています。

 今週初め北海道以外、本島では最初にオープンしました宮城県大崎市 旧田尻町の加護坊パークゴルフ場を見学して来ました。
 山一体を町が買い取り、山を削り、谷を埋め素晴らしいパークゴルフ場として整備されておりました。また、当地は桜の名所として東北地方でよく知られており、花見の観光客でも大変賑わうとのことでした。この時期でも100人近くの方々がプレーしておられました。
 9ホール×6コースの全54ホールで、入場料は中学生以上500円、小学生250円、そして用具(クラブ、ボール)の貸し出し料が300円ですので、800円あれば1日中ゴルフ三昧することが可能です。3〜4人で1ホールを回るのに約1時間、概ね1km歩き、またカップに入ったボールを拾う際の屈伸は適度な運動となりますので、介護予防、病気予防に十分役立つとのことで、高齢者の方々に人気があるとのことでした。また、通常のゴルフに比べ経費がかからないので、家族でプレーする人も多く、正に大衆スポーツとなっています。

 先に紹介しました80歳半ばを過ぎたUさんは「暖かい時期は裸足でホールを回り、土や草から湧きでる精気を体に取り込みながらプレーしている。」と言っておられました。
 パークゴルフと老人医療、介護保険の相関関係について現在調査中とのことですが、緑の中、適度な歩行、屈伸運動をしながら1時間、2時間、そして仲間とワイワイやりながらプレーすることは、正に、介護予防、病気予防に役立っていることは間違いないと思います。
 ステュエーションは丁度栖吉のスキー場、牧場、コスモス畑からの眺めにそっくりなので、是非、長岡市に於いてもパークゴルフ場の整備と普及をと期待して帰ってきました。