若者達の海外経験発表

国際交流のつどい

 昨日「第5回 国際交流のつどい」が長岡グランドホテルで開催され、第1部の「青少年姉妹都市等訪問報告会」に参加し、中高校生のアメリカ ファーとワース市やドイツ トリア市での報告を聞かせてもらいました。
 参加者皆、ホストファミリーとの交流、そして、そこに集まった世界各国の人との交流を通して色々なことを学んで来てくれたなと感心しました。「言葉や習慣の違いという障害を最初は一寸問題とするが、直ぐに打ち解け、積極的に交流しようとする気持になれるのは、やはり若者だな〜」と自分の若い頃を思い出しました。 「この交流事業も沢山の方々の協力によって成り立っているのだとの感謝の気持ち」がそれぞれのグループから述べられ大変嬉しく思いました。
 同時に「これらの事業が平和であるからこそ出来るのだ」ということもきっと分かってくれているのだろうと思いますが、「平和の大切さ、ありがたさを皆の努力で守って行かなければならないという思想」を我々大人は若者にきちんと認識させるよう、更に努力しなければならないと思いました。

 2時間近くの報告会でスライドや踊りなど交えて、発表原稿を用意して、参加者全てが発表者となった大変内容の濃い報告会でしたが、参加された保護者や国際交流関係者を意識し過ぎた報告となったきらいがあり、日程の説明や「良かったことの報告」に終始したようにも思えますし、質問の機会がないのが大変残念でした。
 自己主張の強いアメリカ、ドイツを訪問した若者が自らの経験を発表する訳ですので、例えば「アメリカの食生活」「学校の制度・学生の様子」「家族のあり方」「携帯電話の利用」「受験」「家庭学習」「家庭の躾」などについて出発前にテーマを用意し、現地滞在で勉強して、その結果をパネルディスカッション方式で自由に発表してもらうのも、今後ひとつの方法ではないかと思います。

 受入れ側から用意された日程、行事に参加し「楽しかった、嬉しかった、悲しかった」の経験+現在日本が抱えている問題をアメリカ、ドイツではどの様に対応しているのか?をつぶさに見学・勉強して来るのも大切な交流事業の目的ではないかとも思います。
 是非、この交流を通じて今後国際的に活躍してくれる青年が育ち、国際舞台で活躍し、いずれかは長岡に戻り、長岡のために働いてくれる人材が多数育って呉れることを願っています。