コンパクトシティ 2

 長岡市は9の市町村と合併して人口28万余の都市となった。つまり、これまでは大小関わりなく、長岡市も含め10の中心市街地があった訳である。しかし、現在「コンパクトシティ」と言っているのは、一番大きな中心市街地の長岡駅前に限ってのようである。
 先の議会の建設委員会でも、合併市町村の下水道普及率に著しい差があり、現在、普及が遅れている寺泊、和島、そして中之島地域の下水道建設工事が強力に推進されており、人里離れた民家にまでも下水道の本管を通すことへの是非が提案された。
 財政難の自治体、そして少子化、人口減少の時代に於いて、これまで通りのインフラ整備や開発が必要なのかということも我々政治家は良く認識し、どうすべきかを早急に協議しなければならないと思う。
 昨日の項でも述べた通り、人里離れた地域に於いて、これまで人が住み、その周辺の山や川を保全していたということを考えると、インフラ整備の効率から直ぐに、コンパクト化を図るということも乱暴な話のように思う。
 何れにしても、これまでの人口増加時代の都市計画のやり方を見直すことと『人口減少社会における国土保全の観点から見た新たなる農村、山村計画』の樹立が必要なのではないかと思う。