小学校の卒業式と子どもの夢

hiroshikaro2008-03-25

 昨日午前中栖吉小学校の卒業式が行われました。66名の6年生が巣立って行きました。今年は殆どがお隣の栖吉中学校へ入学することになり、これから3年間も同じ仲間との付合いとなりますので、ついついアットホーム的な雰囲気となり、緊張感の欠ける中学生活になってしまう帰来があるので、その点を注意すると同時に中学校の先生方からも工夫をお願いしたいと思いました。
 卒業証書授与されている最中にPTA便りに記載されていた、それぞれの夢を読みながら、中学3年生が卒業に際して書いた「将来の夢」よりも、より具体的かつ現実的な夢が多かったことに安心した。
 主なものは、パテシエ、看護士、保育士、野球の選手、サッカーの選手、バレーの全日本の選手、コンピュータゲームのプログラマー、カメラマン、漫画家等であるが、中には「とてつもなく長生きをしてギネス記録を更新したい!」「畑を耕す農家」などという嬉しくなるような夢もあった。
 『この子等が3年後の中学校卒業時に一体どのような夢を描くのか』が楽しみであると同時に、「子ども達が具体的な夢を持って元気に生きられるような社会を築くこと」が我々大人の役目の筈なのだが、子どもの夢が持てないことを学校や社会、政治の責任にしてはいないか?
と考えさせられる瞬間でもあった。
 卒業は、子どもの成長を喜ぶ瞬間であると同時に、混沌とした社会への旅立ち?現在社会の無責任な大人の仲間入り?の入り口であり、大人も子どもも大きな不安を抱く瞬間でもある。 
 不安のない夢のある社会の実現を目指して頑張らなくてはならない。