市民福祉農園構想 1

長岡ニュータウン陽光台地区

 昨日は、長岡市都市整備部を訪問し「市民福祉農園構想」を提案してきました。
 先月末長岡市は長岡ニュータウンの一部をニュータウンの事業主体である都市再生機構よる譲渡を受け、大規模災害時の仮設住宅建設用地や物資保管用地として活用すべく当面は緑地として利用するとの方針を打ち出しています。
 そのような土地を以下の目的から「市民福祉農園」として活用すべく今後市民の力を結集して進めていきたいので、是非、行政と市民の協働事業として取り組んで欲しいと要望してきました。


 詳細については、今後、市民活動グループの立上げを目指しながら、市と協議して行きたいと思っています。
 是非、皆さんからのご意見、ご感想をお寄せ頂くと同時に、一緒になって活動をして頂ける方を募りたいと思います。
1. 園芸福祉
ストレスの多い現代人、園芸や農耕を通じて心の癒しを図ると同時に、作業による身体運動で健康増進を図ります。
2. 余暇、趣味、レジャー
金たくさん使って、遠くへ行き、短い休暇を遊ぶ時代は、経済が低迷し、テロ等が多発し、社会の安全が脅かされている現在終焉しました。
これからは、園芸や農耕を趣味とし、近間で金を掛けない日常的レジャーとして、老後の生き甲斐や余暇を楽しむ場として市民農園は位置づけられています。
3. 食料の自給自足
格差社会が進展し、食の安全が叫ばれる現在。収入は減るが物価特に食料品が高騰する中、安全で安心して食べられる食料は自ら作ったものを自らが食する「自給自足」が大切です。
4. 安全・安心の食糧供給の場
農薬を使わない方法で栽培された農園芸作物を新鮮かつ安い値段で市民に供給する場でもあります。
5. 食農育の場
市民農園は、子どもも大人も植物を育てることを通じて、命の大切さや食料の大切さを学ぶ場です。加えて、子ども達への豊かな自然教育の場です。
6. 環境・景観保全
宅建築が難しい宅地、放棄された農地や宅地、利用しづらい変形な土地を市民農園として造成し、市民に貸出し管理してもらうことは、環境や景観保全に資すると共に、特に都市部での優良な緑地確保に役立ちます。
ドイツでは市民農園を生産農地の位置づけではなく、一種の“都市公園”として位置づけ、グリーンベルトの形成の一翼を担っています。
また、市民農園は一般の市民にも開放され、公園として利用されています。
7. 障害者が働く場
障害者の雇用がなかなか進まない現在、市民農園の管理や、そこで出来た農産物の販売、そして障害者自らもそこで農産物の生産を行うことが出来る等「障害者が働く場」として活用できます。
8. 新たなコミュニティの醸成
災害時の対応等で、コミュニティ形成が強く叫ばれている昨今、既成の町内会、自治会、学校そして職場とは違ったコミュニティが、市民農園に集う人達で形成され、社会の絆が一層強固になります。
9. 都市と農村の交流の場
 都市住民と農村住民が園芸や市民農園の管理を通じて交流する場となります。
運営方法等については、次回に記載したいと思います。