政治家とは?

hiroshikaro2008-05-02

 昨晩10時からのニュースステーション道路特定財源後期高齢者医療等のテーマで与謝野前官房長官と古館アナウンサーとのやり取りを聞いた。与謝野さんは古舘アナの質問攻めにタジタジであった。

視聴者としては、昨日5月1日は、自動車のユーザーとっては、ガソリンが税金+αで30円も値上がりしたことに対する不満、高齢者の方々にとっては、後期高齢者医療制度の導入で、保険料が年金から天引きされたり、負担が増えたりしたことに対する不満等を古舘アナは代弁し与謝野さんにぶつけているように感じた。正に庶民の感覚で意見・質問していた。

しかし、残念ながら与謝野さんは、その意見・質問に対して明確に答えておらず、古館アナに言い切られているような印象しかなかった。

その光景は比喩が悪いかも知れないが、正に水戸黄門ばりの「悪代官・悪家老を庶民の味方?の黄門様が裁いて」いるような感じであり、現代版水戸黄門を見ているようにも思え、視聴者には面白く映ったのではないかと思う。

政治家とは一本筋の通った信念の元、自らの考え・政策を理路整然と説明し、人を納得させる才能を持っていなかればならないと思う。例えそれが現時点で万民に良く理解されずとも、支持されない政策であったとしても『国のため市民のためを考えてのものであれば』、最初は屁理屈でも万民を納得させ、その方向に導く能力そして努力が政治家には必要ではないかと思うが?
小泉元首相はその才能に長けていたように思える。